野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は、冷やして食べると美味しい「キュウリ」です。
「キュウリ」は、インドはヒマラヤ地方原産のウリ科の1年生植物で、「タマネギ」や「トマト」などと同様に世界中で食されているポピュラリティを得た野菜の1つです。
その原種の歴史は、インド文明開花とほぼ同じころから栽培されていました。
日本では、約1000年ほど前に渡来して栽培されるようになりました。
「キュウリ」には、他のウリ科の植物の特徴の一つでもある 「イソクエルシトリン」という、強力な利尿効果のある成分が多量に含まれています。
これは、スイカやメロンなどと同種と考えても問題ありません。
したがって、身体のむくみを取るには、これに勝るものはありません、また利尿と同時に身体の毒素も排出してくれます。
こういう意味でも、冬にも身体の冷えに注意しながら、漬けものなどで摂りたい野菜の一つです。
また、多量に含まれる「カリウム」も利尿やむくみ解消効果が期待できます。
夏の暑い時には生で食し、寒い季節には漬けものや加熱して食すると良いでしょう。
「キュウリ」の薬効成分は加熱しても壊れませんから、スープなどにも入れてみては如何でしょう?
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は、年中出回っていて、薬効成分も豊富な「ニラ」です。
「ニラ」は中国本土と日本が原産のユリ科の多年生植物、元々は雑草で別名「陽起草」とも呼ばれるほど生命力の高い野菜です。
一度植えると放っておいても、毎年収穫できるほどの生命力を備えているために「なまけ草」とも呼ばれています、それほどの野菜ですから栄養価も期待できます。
また、ニンニク、ネギ、ラッキョウ、ヒルと共に五大薫草として、その匂いのきつさからも薬効成分が豊富である事が解ります。
それほどの生命力を持つ「ニラ」の主な薬効成分は、「硫化アリル」で匂いの基はこれです、「硫化アリル」は身体を温め消化作用を促進し殺菌や消炎作用があります。
また、血をサラサラにし綺麗な血にする活血化作用は、血が水分不足でドロドロになりやすい暑い季節には欠かせない薬効成分です。
当然のこと、血がドロドロになることで起こる頭痛、めまい、耳鳴り、動悸、生理不順などの予防や治療にも効果があります。
その他、ビタミンAやB群も豊富でスタミナ料理である「レバニラ炒め」は、玉ねぎを加えることで実に栄養バランスの取れた料理となります。
また、栄養バランスという点で相性の良いのはタマゴ料理です、ニラをたくさん入れたオムレツやタマゴスープもスタミナ料理と言えます。
近年は柔らかく甘みのある「黄ニラ」も多く売られるようになりましたが、栄養価という点では緑色の本来のニラの方が断然高いです。
ニラを食べるときは、肉やタマゴと合わせて食するのが良いと覚えておきましょう。