野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
その野菜の中でも特に「香草/香辛料」と呼ばれるものは、野菜本来の成分に加えて独特の成分が含まれており、その成分が独特の味や香りの基となっています。
今回は、その香草の一つである「トウガラシ」です。
トウガラシはアマゾン川流域原産のナス科一年生植物で、日本には豊臣秀吉が持ち込んだと言われています。
「トウガラシ」の強烈な痛いような辛さは「カプサイシン」というカルカイドで血液の循環作用や殺菌作用が知られています。
ご存知、「七味唐辛子」の主成分で、他の6種はゴマ、サンショウ、みかんの皮(陳皮)、ノリ、ケシの実、アサの実を細かく粉にしたもので辛味を加えるだけではなく食欲増進や消化を良くすることで知られています。
また、保温効果はウォッカに漬けてロシアなどでは良く飲まれており、ワセリンに加えて手や足に塗って防寒に利用されています。
その他の成分としては意外とビタミン類が豊富で、カロチン、ビタミンB群、ビタミンCが豊富で実は勿論のこと、日本では古くから葉も炒めものなどにして良く食されています。
夏バテ防止や寒さ防止に生活には欠かせない重要な食材として各国で大切に扱われています。
中国、韓国をはじめとしたアジア諸国にはまさに生活にもっとも身近な食材と言えるのではないでしょうか?
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野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
その野菜の中でも特に「香草/香辛料」と呼ばれるものは、野菜本来の成分に加えて独特の成分が含まれており、その成分が独特の味や香りの基となっています。
今回は、その香草の一つである「ショウガ」です。
ショウガは熱帯アジア原産の多年生植物で、日本には弥生時代にコメと同時期に伝わり古くから万能薬として食されています。
その薬効成分は著しく、現在用いられている漢方薬の70%以上に用いられています。
また、ショウガは欧米においてもジュースやお茶、調味料として多用されており、ジンジャーエール(ショウガビール)の商品化を見ても伺えます。
16世紀にイギリスでペストが流行し、30%に上る死者が出たことがありますが、この時の逸話として「ショウガを食べていた人は死ななかった」という記録も残されています。
ショウガの薬効成分ともいえる辛味は、「ジンゲロン」、「ジンゲロール」、「ショウガオール」、「ジンギベロール」で、その名称はすべてショウガに由来しています。
「ジンゲロン」には、強い殺菌作用と健胃作用があり、青魚の刺身や寿司に多用されるのは、味もさることながら実に理にかなっています。
また、発汗、解熱、保温、鎮咳などの効用で風邪予防や治療に用いられています。
韓国では、冬にショウガ茶は一般的によく飲まれている飲み物です、これも実に理にかなっています。
その他には、血栓予防や精神安定など、心身の調子を整えるまさに万能薬なのです。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
その野菜の中でも特に「香草/香辛料」と呼ばれるものは、野菜本来の成分に加えて独特の成分が含まれており、その成分が独特の味や香りの基となっています。
今回は、その香草の一つである「シソ」です。
シソはヒマラヤ地方原産のシソ科一年生植物で、日本には中国から8世紀ごろに伝わり、古くから薬草や香味として食されていました。
シソは香りが良く香味として重宝されていますが、実は立派な緑黄色野菜として栄養価が高く、特にβカロチンとカルシウム含有量は野菜の中ではトップクラスなのです。
シソの独特の香りの成分は「ペリルアルデヒド」で、殺菌作用、防腐作用、解毒作用があり、刺身と合わせられるのは香りだけではなく、その成分のためでもあります。
また、紫色の成分は「シソニン」で強い抗酸化作用が認められています。
その他の主な成分としては、ビタミンとミネラルが豊富でビタミンB1、B2、ビタミンC、ミネラルでは鉄、リンなどです。
これらを総合すると、発汗、利尿に加えて、鎮咳作用などから風邪を引いたときなどにも効果があります。
他には精神安定の漢方薬である「半夏厚朴湯」の主成分となっていることから、ノイローゼや鬱などにも効果があるようです。
香りを生かして魚や肉を巻いてフライにしたり、そのままてんぷらにしても大変美味しく不足しがちなミネラルなども取れ優れた組み合わせとなります。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
その野菜の中でも特に「香草/香辛料」と呼ばれるものは、野菜本来の成分に加えて独特の成分が含まれており、その成分が独特の味や香りの基となっています。
今回は、その香草の一つである「パセリ」です。
パセリはヨーロッパ南部からアフリカ北部原産のせり科越年生植物で、ギリシャなどでは食中毒の予防薬として料理などに加えられて食されていました。
パセリの独特の香りは「ピネン」や「アピオール」といった精油成分で殺虫効果、殺菌効果で知られている成分、したがって食中毒予防などに重宝されてきました。
他の成分としては、メイン野菜として用いられてもおかしくないほどのビタミン、ミネラル類が豊富でβカロチン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなどはニンジンをしのぐ成分量です。
ミネラルでは、鉄、カリウム、リン、カルシウムなどが主で身体の調子を整えるミネラルが含まれています。
これらを総合すると、食欲増進、整腸、利尿、視神経疲労回復、感染症、貧血など多くの改善に有効です。
他にも鎮静作用や内臓を休め強化するなどまさに万能薬、いろいろ料理の付け合わせに是非食したい香草です。
香りを生かしてスープやパスタに用いると味、香りだけでなく栄養素的にも優れた組み合わせとなります。
イモ類に含まれる最も大きな成分は「でんぷん」で、身体の中で糖に分解され身体を動かすエネルギーとして使われます。
また、同時に「食物繊維」も豊富で血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、整腸作用があります。
今回は、日本と台湾に元々自生していたヤマノイモ科の多年生つる性植物で「自然生(じねんじょ)」とも呼ばれる「ヤマイモ」です。
「ヤマイモ」は太古の時代から日本では食用とされていました。
「ヤマイモ」は酵素の宝庫と言えるほど多くの消化酵素が含まれています。
アミラーゼ、ジアスターゼ、カタラーゼ、グリコシダーゼなどの主要酵素が豊富に含まれており、他の食品と一緒に食せば消化促進を促し消化器官にも負担をかけずにすみます。
人間の基礎消費カロリーのうち80%は消化に使われていると言われています、それほど消化器官には負担がかかっているということ、ですので食べた後にだるくなるという話も理にかなっているのです。
他の主要な成分は「ガラクタン」などの多糖類成分、あのヌルヌルした液体でたんぱく質分解の成分であり、滋養強壮剤としても知られています。
漢方では「ヤマイモ」は消化促進と下痢などに効くとされており、胃や肺、腎臓などの働きを良くして長寿を得られるとあります。
事実、漢方薬の「八味地黄丸」の主成分が「ヤマイモ」ということです。
もう一つの特筆すべき成分は「デオスコラン」で、血糖値の低減が証明されています。
「ヤマイモ」は年中手に入るというものではありません、しかし栽培されている「ナガイモ」もほとんど同じ成分であり、こちらは最近では年中どこでも手に入るので工夫して食したいものです。