野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は、カブやダイコン、ゴボウなどと共に根菜類の代表である「レンコン」、別名はご存知の「ハス」です。
「ハス」の語源は花から種が出来るころの花の部分が蜂の巣に似ていることから、「蜂巣(ハチス)」と呼ばれ、それが訛って「ハス」になったという説が有望です。
また「レンコン」は、「ハス」の根の部分が連なった形であることから「連根」(レンコン)と呼ばれるようになりました。
中国から古い時代に伝えられた「ハス」ですが、いつの時代なのかは正確に記されたものはありません。
もしかしたら自然に種などが何かに付いて漂流したのかも知れません、それほど古い時代から日本に定着していました。
「ハス」には、白やピンクの大きく綺麗な花が咲くものが多く、水辺に神々しい見事な景色を作ります、また大きな種は食用としても大変栄養価が高いもので、中国では薬膳料理の一つにも加えられているほどです。
更には「ハス」の種は、地中で数千年以上も腐らずに保つことが出来るほど生命力があります。
1951年千葉県で、3000年以上も地中に埋まった「ハス」の種を植えたところ発芽したという記録も残されています。
この生命力の強い「レンコン」の主な成分は炭水化物でありゴボウと同じく食物繊維が豊富に含まれています。
またビタミンCはレモンと同じくらいの含有量で他にはミネラルも豊富です、特に鉄分が多く含まれていますので、貧血などの造血剤としても効果があります。
「レンコン」を切るとネバネバします、これは「ガラクタン」などの多糖類成分で消化不良や胃もたれなどに効果があります、肉類と共に煮込みなどに入れると相性は抜群です。
また、「タンニン」が豊富に含まれており、お酒などで胃や十二指腸が痛んだ場合など止血や消炎作用があるのでおつまみにはもってこいの食材と言えます。
煮物にキンピラに、またてんぷらと食感を楽しみながら、大いに食してほしい食材の一つです。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は、地中海原産のアブラナ科の一年生植物である「カブ」、別名は「春の七草」の一つである「スズナ」です。
「カブ」の根の白い部分の特筆すべき成分は「ダイコン」と同じく「ジアスターゼ」や「アミラーゼ」があげられます、たんぱく質などの消化吸収に優れた作用を持ちます。
また、「カブ」は根の部分だけでなく、葉には優れた成分が凝縮しています。
葉の部分には、ビタミンA(カロチン)、ビタミンB1、B2、ビタミンCなどのビタミンの宝庫、特にビタミンCの含有率は野菜中トップクラスです。
オレンジやトマトのビタミンC含有率に比べても、3倍以上と濃縮されています、ここを捨ててはいけません。
更にミネラルもカルシウム、鉄分、カリウムなどが豊富で風邪予防や貧血対策には持ってこいの野菜です。
特にカルシウムの含有率は全ての野菜中最も多く含まれており、葉の部分と食することで葉に含まれるマグネシウム分と結合して骨を作ります。
女性は特に、年齢を増すごとに「カブ」を丸ごと食することをお勧めします。
韓国では、根の部分は煮物で使い、葉の部分はキムチにして春まで葉野菜を楽しみます、冬には欠かせないビタミンやミネラルが多量に含まれているので実に理にかなった食品となります。
日本では「ダイコン」も「カブ」も葉の部分を落として売られています、あの葉の部分には薬となる成分が多いので、できるだけ葉が付いた新鮮なものを購入して、漬けものにして特に寒い冬に食してほしいと思います。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は、日本に伝わった外来野菜としては古株で、1200年前には韓国を経由してインドから伝わった「ダイコン」です。
「ダイコン」は、「たくあん」を筆頭に漬物としては年中食され、刺身のツマや大根おろしに始まり、サラダ・煮物・スープに「タマネギ」同様に万能野菜として定着しています。
「ダイコン」の学名は「春の七草」の一つである「スズシロ」です、この「スズシロ」は「清白」と書き、本来は女性の透き通るような白い肌の色を指して命名されたものです。
「ダイコン」の独特の辛味は、焼き魚や卵焼き、ハンバーグなどの和風ソースには良く合います、そこで成分を調べてみると実に理にかなっていました。
「ダイコン」の主成分の「ジアスターゼ」は、魚肉に含まれる毒素を分解する酵素、そして「ステアーゼ」、「オキシダーゼ」、「カタラーゼ」などの酵素は、たんぱく質を消化吸収しやすいように分解する酵素です。
つまり、魚肉などの毒素を分解して無毒化し癌予防に効き、卵や肉類のたんぱく質を分解して消化吸収を助ける生薬なのです。
消化吸収だけでなく整腸や便秘などにも効き、ビタミンCも多量に含まれていますので、女性はとくに美容と健康維持のため「ダイコン」を食べると良いでしょう。
また、先述の酵素類は肝臓の働きを良くしますので、二日酔いや夏バテなどにも効果があります。
二日酔いや二日酔い防止には、ダイコンを下ろしてその絞り汁を飲むとよいとされています。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は、4000年前から栽培され、人間が最も多く食べている野菜ではないかという一年中食される万能野菜である「タマネギ」です。
世界で最も生産量も消費量も多く、また栽培も食される地域も世界全域に広がっています。
また西洋では、日本で言う「カツオブシ」と同じ役目を果たす野菜で、旨みのある出汁が採れ、またサラダなど生でも食されています。
まさに野菜の王様と言えるでしょう。
そんな野菜の王様である「タマネギ」の主な成分もやはり王様に相応しく食べる薬と言っても過言ではありません。
その昔、エジプトではピラミッドを造る際に周辺各国から多くの労働者を集めました、その給与に「タマネギ」と「ニンニク」が含まれていたことが記録に記されています。
過酷な労働に必要な栄養素、昔からそれは解っていたのでしょう。
「タマネギ」には、ニンニクやニラと同じ「アリウム」と「硫化アリル」が豊富に含まれています、「アリウム」と「硫化アリル」は現在の多くの強壮剤としてのドリンク薬のベースにも使われる成分で、解毒、利尿、発汗、滅菌防腐効果などもある万能強壮薬です。
更に、特筆すべきは「チオスルフィネート」と言う成分、これは血をサラサラにして成人病や血栓症予防には驚くべき効果があるとされています。
これらは、出来るだけ生で食べる方が効果が高いもので、薄くスライスしてサラダやおろしてステーキを食べるときなどのソースやドレッシングに加えると良いでしょう。
そのほかにも、ビタミンCやビタミンB群が豊富です、この季節の健康維持には欠かせないビタミン類であり、風邪の予防や治療、免疫力アップにと出来るだけ沢山食べるようにしましょう。
最後になりましたが、今まで説明してきた成分だけでも凄いのですが最も優れた含有薬効成分は「グルコキニン」で、血糖値を下げることが確認されている成分です。
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は、日本では古くから栽培されてきた「ナス」です、「ナス」はトマトの原種でありインド原産のナス科の代表です。
1年生もしくは越年生植物で日本では奈良時代から栽培が始まり、江戸時代には最も需要が高かった野菜です。
夏野菜の代表である「ナス」は、植え付け時期をずらせば秋にも収穫でき、秋ナスは漬物にして身体を冷やす成分を抜き、野菜の無い冬に食するのに重宝されました。
ただ、大変身体を冷やす効果があり夏にはぴったりなのですが、秋からは逆効果となり女性の天敵である冷え性を考慮し「秋ナスは嫁に食わすな」の格言まで生まれました。
そこで、考えられた食し方は煮物や焼きナスです、特に生姜と一緒に食することで身体を温める方に作用します。
昔はナスの漬物を冬に塩抜きして、生姜と一緒に煮物として食し身体を温めるように工夫したようです。
「ナス」の成分はこれと言って特筆するべきものは無いのですが、強いて言えばビタミンCとビタミンFです。
これらは、実は冬には良い効果をもたらします、それは風邪の予防と高血圧や血栓症など動脈硬化の予防です、つまりは冬に起きやすい病気の予防には最適で、漬物として冬に食べるのは実は理にかなっているのですね。
更には、ナスの表皮の色素は一種のポリフェノールで「ナスニン」と呼ばれています。
これは血をサラサラにしてコレステロール値を下げる効果があり、メタボリック症候群や成人病に悩む人は年中ナスを多く食することをお勧めします。
私が好きなのは「ワサビナス」や「カラシナス」で、ワサビやカラシを糠や酒粕で漬けたもの、最近では業務用にも作られており、居酒屋や小料理屋で年中食べています。
悪酔いもしないし身体を冷やすことも無く、塩分も控えめで実に美味しいんです。