SOULNOTE(ソウルノート)は、株式会社CSRの高級オーディオブランドである。
2004年、日本マランツよりMBOにより創業し通信機器部門を承継する。
2006年、オーディオブランドSOULNOTEを立ちあげ以後次々に高性能オーディオ製品を誕生させていく。
60万円のDACをはじめとして、プリメインアンプやフォノイコライザーなど高性能な製品作りでマニアを魅了しブランドの定着に成功する。
現在では、オーディオショップが専用コーナーを設けるほどに高級ブランドとして認知されるまでになっている。
デザインは飾り気がないが高級感に溢れるもので、170万円のレコードプレーヤーは工業デザイン的にも極めて見事な作りをしている。
確かな技術力に支えられた高級ハイエンドオーディオブランドを確立し、久しぶりに世界に誇れる日本の新鋭オーディオブランドとして今後の活動に注目したい。
Olasonic(オラソニック)は、株式会社インターアクションのオーディオブランドである。
1991年、創業と同時にオーディオメーカーの回路設計などを受注する。
2008年、リーマンショックで仕事が激減したことをきっかけに自社製品を誕生させ、2010年にOlasonic(オラソニック)ブランドを誕生させる。
Olasonic(オラソニック)ブランドとして発売した卵型の超小型USBスピーカーがヒット商品となり、ブランドが確立していく。
2011年、小型USBスピーカーをコア商品として、iphone用やTV用のラインナップを充実していきブランドの定着に成功する。
その後、D級アンプのNANOCOMPOシリーズを発売し2年連続でグッドデザイン賞を受賞、一躍世界ブランドに伸し上がっていく。
2018年、現在の株式会社インターアクションが事業譲受し事業承継する。
現在でも卵型小型スピーカーの後継機を作り続けながら、NANOCOMPOシリーズを充実させブランド力を更に上げ続けている。
Nmode(エヌモード)は、日本のリリック株式会社のオーディオブランドである。
現在、日本の最高級デジタルオーディオブランドとして世界に名を馳せている。
2008年、シャープのオーディオ技術者だった布村常夫によってリリック株式会社が設立される。
布村常夫はシャープ時代に、1Bitストリーミング方式のDACなどの研究開発にタッチしていた技術者である。
ちなみに、24BitDACや32BitDACに比べ1BitDACは性能が低く感じられるが、実は逆で処理方式が全く異なっている。
前者はパラレル(並列変換)、後者はシリアル(直列ストリーミング変換)でデジタル情報を処理する方式である。
2009年、同社第一号となる1Bitデジタルアンプが発売され、マニア注目のブランドが形成されて行く。
その後も1Bitデジタルオーディオ製品を次々と発売し、今や最高級デジタルオーディオブランドとして君臨している。
2012年には、新しいオーディオブランド「Lyric(リリック)」を立ち上げ、デジタルから一転してアナログ全開の真空管アンプを発売し話題を集める。
今後、最も注目したいニューブランドの一つである。
TAD(タッド)は、パイオニアの高級プロフェッショナル向け製品のオーディオブランドである。
2003年、TAD-M1という300万円の最高級スピーカーを発売し、TADブランドが認知されるようになる。
2007年、パイオニアの子会社として株式会社テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズが設立され、パイオニアのプロフェッショナル向け高級オーディオブランドであるTAD製品を継承し製造販売するようになる。
TADは、社名の英語表記であるTechnical Audio Devicesの略称である。
現在、世界中のレコーディングスタジオのモニターに採用される実績を誇る。
パイオニアは、スピーカーユニットメーカーの老舗ブランドでもあり、同社の技術を継承しDIY向けのユニットも販売するなどオーディオマニアの間では知名度があるが、現在のところ一般にはあまり知られていないオーディオブランドである。
radius(ラディウス)は1990年設立のラディウス株式会社のオーディオブランドである。
設立当初からPC関連製品を多数発売しており、オーディオ事業は2007年に発売された真空管アンプからスタートしている。
真空管アンプとはいえ、そのデザイン性はすばらしくリビングに置いても違和感なく愉しめる、また性能面でもLuxmanに引けを取らない本格的な製品であった。
以後、オーディオブランドとしても真空管アンプやデジタル関連アクセサリーなど一定の間隔で新製品を発売している。