2024年11月18日 08:00
土の話し-2
「土」は「培地」、いろいろな性質のものを自身に抱え込んでいます。
マグマが固まってできた岩石の中で特に結晶構造を持つものを鉱物と呼んでいます。
鉱物とは、例えば金属や宝石などの原石と考えれば良いでしょう。
マグマが冷えるときの温度や圧力、そして冷えるまでの時間によって金属類や宝石などが岩石の中に結晶化し生成されます。
ダイヤモンドやエメラルド、ルビーなどは有機堆積物の元素である炭素が高い温度と高い圧力によって凝縮された炭素の結晶体です。
炭素だけの結晶体は無色透明ですが、金属イオンなどが入り込んで色がつきます。
エメラルドやルビーは銅や鉄の金属イオンが入り込んで鮮やかな緑や赤の色になります。
また「パワーストーン」として、現在人気のある水晶(クリスタル)は二酸化ケイ素が結晶化したもので、やはり金属イオンなどが入り込んでいろいろな色や模様の原石が生成されます。
近年、それらを加工して「開運グッズ」としてブレスレット等の原料として利用されています。
ここで水晶がなぜ「パワーストーン」として価値を見出されているのかという話をしましょう、おそらく皆さんも疑問をお持ちではないでしょうか?
水晶を薄く板状にして、そこに電圧をかけると固有の周波数で振動するのです。
この振動は非常に定周期で安定しています、したがって正確な振動を必要とする時計やパソコンをはじめとした電子機器などには「水晶振動子(クリスタル)」として必ず使用されています、勿論スマートフォンにも複数使われています。
振動する周波数は、薄いほどに、小さくなるほどに高くなり、電圧には関係ありません、したがって非常に低い電圧でも低周期の振動を得ることができるのです。
このことから、身につけることによって身体電流と共鳴しパワーが得られると考えられています。
ただ、正確に言うと「パワー」が得られるのではなく、共鳴する事による身体電流の安定化が期待できるということで、実証した例も無く科学的な根拠はありません。
「開運グッズ」としての水晶は置物の場合、この「振動する石」としての神秘的な心理パワーを、そしてブレスレットなどの身に付ける物の場合は色や模様などにその意味を持たせているものが多いと思います。
このように水晶は単純に飾りではなく実際に他の石にない不思議な力があることは科学的にも解明されています。
コンピュータなどにもそのパワーを実際に利用されているのですから認めざるを得ません。
この水晶に代表される特性、これも「土」の持つ特性として無視できません、運命波学においては、この特性や「培地」という本質から「土」は全ての「気質」を受け入れる事ができる唯一の「気質」と定義しています。
「波=空気」が、全ての「気質」に対して「影響を与える」事に対して、真逆の「受け入れる」という本質、「土」と「波」のこの対極の本質は他の「気質」へも影響し極めて重要な特性と位置付けています。
<続く>