2024年8月31日 08:00
基礎理論-4(表面意識の「陽」)
表面意識は思考の視線を示し、「陽」の視線は「自分から相手」になります。
また、同時に影響の方向を示し、「陽」の人は他者に影響を与えてしまうという特徴があります。
これらの思考の特徴的な行動は「独善」に現れます。
「独善」とは、相手の事を考えての行為なのですが、自分の意思や主張が強く反映してしまい、相手には強引に捉えられたり強要されていると思われてしまう事を言うのです。
例えば、相手を思うやるがうえのアドバイスも結局は自分の都合を押しつけてしまうことになってしまいます。
したがって、人によっては相手に自身の相手を思う気持ちが理解されないことで落ち込むこともあります。
更には、理解されないことの矛先が相手に向かってしまうと正義を振りかざした攻撃的な言葉や態度に現れることもあります。
こういった意識のすれ違いから、人間関係上のトラブルを起こしてしまうこともあります。
ただ、決して利己的に考えているのではありません、むしろ相手を真剣に考えてのことです、ところが相手によってはそれを受け入れられない事が多いのです。
また、影響の方向が相手に対して向いている為に妙なところで正義感を出してしまったり主張します、若い時に喧嘩が絶えない人の多くが表面意識が「陽」の人なのです。
小説を読んだり映画を観る時の視線にもこれが強く反映し、主人公の立場で脇役のキャラクターを考えてしまいます。
表面意識が「陰」の人が主人公に成りきるのとはまた違った角度で表面意識の「陽」の人は、主人公そのものではなく脇役に意識がいくのです。
また、常に意識してしまうのが他者の言動や姿勢です、したがって自分を理解されないことで悩みを抱える人もいます。
自立した大人の表面意識が「陽」の人は他者の気持ちに敏感で、相手の立場を考えて物事を思考することができますので組織では強いリーダーシップを発揮します。
また、他者に与えることも多く指導者として強い組織を作ることができます、組織を立ち上げる際には必須の人材と言えます。