驚異のパワーを持った野菜を紹介しましょう。
その野菜とは「ラッキョウ」です、ラッキョウの若いものはエシャレットとして商品名が付けられていますが、若摘みのラッキョウだと考えれば良いでしょう。
間違いやすいのがエシャロットです、こちらはベルギーなどヨーロッパ産の小さなタマネギの一種で基本的に栄養素なども異なります。
ラッキョウの成分で特筆すべきは、「フルクタン」、「サポニン」、「アリシン」の3つです。
「フルクタン」は、水溶性の食物繊維の一種で、ラッキョウにはゴボウの5倍以上含まれています。
この「フルクタン」には、脂肪や老廃物が蓄積しにくくする効果が認められています、また糖を摂取しても血糖値を上げない効果が認められています。
「サポニン」は、コレステロールや中性脂肪の上昇を防ぐ効果があり、「アリシン」はインスリンを促進し、血糖値の上昇を防ぎます。
つまり、この「フルクタン」、「サポニン」、「アリシン」の、ラッキョウ3大栄養素は、まさに成人病予防には最適な成分なのです。
これらの効果は、小さなエシャレットなら5粒、大きなラッキョウなら2~3粒を1日で摂れば充分とされています。
また、「ビタミンC」、「ナイアシン」、「ケイ素」も豊富に含まれており、これらは美容の三大栄養素と言われています。
「ケイ素」は肌や髪に潤いを与えるコラーゲンを再生する働きが有ります。
色素沈着を予防し、コラーゲンの生成に関与する「ビタミンC」、そしてコラーゲンの生成や再生を助ける「ナイヤシン」、この3つの美容三大栄養素がラッキョウには豊富に含まれています。
血液をサラサラにしてコレステロールや糖の上昇を抑え、脂肪や老廃物の蓄積を阻止し、肌や髪、爪を若返らせる効果のあるラッキョウパワーを取り入れて若々しく元気に過ごしてください。
体温と健康との関係は、極めて重要な関係にあります。
女性で特に多いのですが、体温が高い事を健康と考えている人がいますが、これは明らかな勘違いです。
適正な体温、これが健康を維持するのに極めて重要なのです。
アジア人の男性の平均的な平熱は36.3度~36.8度で、女性の場合はこれよりも0.3度程度低いとされています。
つまりこの体温を維持する事が極めて重要なのです。
また、欧米人やアフリカ諸国の人はアジア人よりも若干高めと言われており、これは食文化によるものということも解っています。
さて、体温と人間の身体の中で起こっていることを簡単にまとめると以下のようになります。
40.0度 :がん細胞が死滅する
38.0度 :免疫力が増しウイルスを白血球が攻撃し死滅させる
37.5度 :身体がウイルスなどの外敵から守れる
37.0度 :体内酵素の活動が活発になる
36.5度 :体内酵素が正常に働き、免疫力が正常化する
36.0度 :冷えを感じ、熱生産量を増やそうと身体が自発反応する
35.5度 :自律神経が失調し、アレルギーや皮膚疾患が出やすくなる
35.0度 :がん細胞が増殖する
ここで37.0度のところにある「体内酵素の活動が活発になる」というところを注目すると、匂いの無いおならをよくする人は体温が高く体内酵素や腸内のビフィズス菌などによって、食べた物がしっかり醗酵して消化吸収されていることを示しています。
匂いの無いおならは二酸化炭素が主な成分で、醗酵により発生する正常なガスなのです。
対して匂いのキツイおならは腸内腐敗菌の異常増殖を疑うことが重要であり、ビフィズス菌を増やす事が肝要です。
アトピーやアレルギー症状、また強い落ち込みやイライラなどの精神的な症状は、体温が低くなると発祥しやすい事も解ります。
つまり、消化吸収が正常に行えなくなるための内臓機能の低下やホルモンの分泌異常が起こるからです。
特に女性は、生理のリズムで体温が0.8度も短期間に上下します。
この影響で体温が35.5度を下回るようになるとアレルギーやイライラを引き起こしやすくなるので、常に平熱を上げておく工夫が重要になります。
尚、日本人の場合、平熱が男性で37.1度、女性で36.8度を長期間超えているような場合は微熱状態であり、虫歯や外傷、また内臓の傷などの感染症を疑うことが肝要であり、是非病院で一度詳しく調べてもらう事をお奨めします。
体温を高めるために必要なのが肉類などのタンパク質と脂肪です、逆に下げてしまうのは野菜によるミネラル類です。
野菜、特に葉野菜や瓜類は身体を冷やしてしまうので肉類などとバランスを重視して食する必要があります。
よく、健康をテーマにした記事などで「身体をアルカリ性にする」という内容が使われていますが、これはハッキリ言って大きな間違いです。
そもそも、人間の身体細胞及び血液はph7.4前後の弱アルカリ性に保たれており、このバランスを維持するため高度な恒常性機能が備わっています。
ちなみに、ph6.8以下を「アシドーシス」、ph7.8以上を「アルカローシス」と呼び、生命維持が危険な状況になります。
このため、ph7.0(中性)を下回るようになると、骨を溶かしてまでもアルカリ性を維持しようとします。
では、先述の「アルカリ性にする」というのは、何を示しているのかというと、正確には「尿をアルカリ性にする」という意味なのです。
尿が酸性に傾くと、体内の毒素を排出しずらくなり身体内に毒素が溜まり、痛風や結石、また皮膚疾患などを引き起こしたり免疫作用が弱まったりします。
そこで、尿をアルカリ性に傾けるように食事のバランスが必要になってきます。
尿をアルカリ性に傾けるには、簡単に言うと「アルカリ性食品を食べる」ということになります。
アルカリ性食品とは、カリウムとカルシウムを含む食品を指し、野菜や果物などが主な食品となります。
逆に酸性食品は、リンや窒素を多く含む食品で肉類や魚介類となります。
しかし、肉類や魚介類は必須アミノ酸を摂取する為の重要な食品です、つまりバランスが取れた食事が重要ということになります。
焼き肉を野菜で巻いて食べる習慣は、実に理に適った方法なのです。
まさにこういう工夫や習慣が、常に陰陽のバランスを取る食事を心がけるということなのです。
肉類や魚介類と野菜をセットにして食べること、肉類だけでも駄目、野菜だけでも駄目なのです。
近年の夏は平年以上の暑さが予想されています、そんな夏の暑さで特に熱中症対策は不可欠です。
熱中症対策は、食事でかなりの効果が期待できるのも事実であり、今回は暑さ対策に効果のある食品を紹介したいと思います。
まず肝要なのはとにかく水分を摂取することですが、逆に汗をかき過ぎると水分が奪われ尿量が少なくなる傾向があります。
これは身体の老廃物を排除できずに、毒素が身体に溜まり血はドロドロになり、そして疲れが取れずに食欲不振を招く夏バテを引き起こす原因となります。
また、汗によってナトリウムが大量に排泄され、細胞維持ができなくなる恐れがあり、極めて危険な「低ナトリウム血症」という症状を引き起こします。
従って水分と同時にナトリウムを多く摂取しながら、同時に排尿を促す利尿効果のある食品も多く摂取しなくてはなりません。
これに効果のあるのが、「タマネギ」、「ネギ」、「ニラ」、「ニンニク」などです。
これらは生でも加熱しても効果はほとんど変わりませんので、いろいろな料理に多用したい食品です。
また、「キュウリ」や「スイカ」、「メロン」などのウリ科類も利尿効果が抜群で、更には身体を冷やす野菜としても知られており、夏場には是非毎日食べていただきたい食品の一つです。
暑い日が続くと、毎日新陳代謝がフル稼働するため、身体の全ての臓器や細胞が疲労します、そして機能低下を招くいわゆる夏バテを起こしてしまいます。
この内臓や細胞の疲労回復にはビタミンB1が不可欠です、また合わせて新陳代謝に必要な栄養素で夏バテを予防する意味でも、ビタミンA(カロチン)を合わせて摂取する必要があります。
これを可能にするのが肉類で、特に豚肉の油身に含まれるビタミンB群は夏には特に効果を発揮します、またレバーにも極めて多くのビタミンAとB群が含まれています。
さて、これらを総合するとどんな料理がお薦めかと言うと、ずばり「肉(レバー)野菜炒め」です。
豚肉(ブタレバーでもOK)、玉ねぎ、ニラの栄養素トリプル効果は夏には抜群の相乗効果を発揮します、また油にゴマ油を用いれば更に栄養素の相乗効果は高くなります。
加えてサラダにキュウリを入れるか、キュウリの中華ドレッシング和えなどで、ぶつ切りキュウリを多めに取れば老廃物をどんどん体外に排出し毒素を溜めませんし、必要なナトリウムもドレッシングなどから無理なく摂取することが出来ます。
この夏に是非、これらの効果を試していただきたいと思います。
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