2024年12月23日 09:00
石(いし)とは、ずばりトランジスタアンプの最終段に使われるパワートランジスタのこと。
真空管アンプに使われる真空管の個数を球(きゅう)と数えることから真空管を球(たま)と呼ぶのに対して、トランジスタアンプは使われるトランジスタの個数を石(せき)と呼ぶことからトランジスタやMOS-FETを石(いし)と呼ぶようになった。
尚、一部のマニアはトランジスタやFETを球(たま)と呼んでいる人もいるから驚く。
トランジスタに使われる半導体のシリコン素材は、鉱石の雲母から生成されてつくられます、したがって石(いし)と呼んでも根拠が無いわけではない。
※本シリーズは、オーディオ用語辞典には載っていない往年のオーディオマニアの間で使われている用語を紹介しています。
近年でもオーディオ誌の評価レポートなどにおいて、ときどき使われたりしていますので参考になれば幸いです。