2022年11月 4日 00:00
私が社会人になった頃は紙や石鹸が無いという「オイルショック」の真っ最中でバブル経済崩壊以上のひどい大不景気のまっ最中でした、大学を卒業しても就職先など皆無という状況でみんな苦労の末何とか職に就いていた時代です、そんな時代に故郷の誇る大手情報機器メーカーに就職できたのはラッキーでした。
しかし何と3ヶ月で肌に合わず退社します、再上京し友人の家を渡り歩きまともに食べることすらできなかった極貧の日々で就職の当てなどもありません、大学時代の悪友を頼ってとにかくその日を生きて行くことに必死でした。
そのときの悪友達の助けが嬉しかった、就職が決まるまでの数ヶ月間居候をさせてもらったのだから、そんな若き苦しい時代を時々思い出してはいざとなったときに頼れる人がいるということが如何に勇気を貰えるかを忘れることはありません。
社会人になってからずっと私はお金が無いときも友人との飲み代や道楽に使ってしまいます、あるいは明日どうなるかも解らない会社に多額の支援投資をしてしまいます、だからいまだに家は借家で車もタンス貯金もありません、有るのは換金不能の国内外の未上場企業の株と事実上無きものとなっている貸したお金の借用書ばかりです。
でも全然後悔なんてしていません、私のビジネス旧友は「いざという時は顧問で迎える」と言ってくれます、その人たちの存在が人生においてどれほど私の心の支えになっていることか計りしれません。