2022年4月22日 00:00
ロジカルシンキングを行っていると、何度も何度も大きな壁にぶち当たることがあります。
突破しようと思考を巡らすのですが、更に別の大きな壁が現れてしまい、結論がどんどん別の方向に行ってしまうこともあります。
所謂、収拾がつかない状態に脳が陥るのです。
そんな時のリフレッシュ方法としては幾つか有りますが、その一つに「温故知新」という私なりの方法があります。
これを一つの「キーワード」として、思考がもつれた時に思い起こしては同類の古きネタを調査します。
「温故知新」とは、古くからあるものを新しいものに応用することを言います。
これが意外と効果を発揮することがあります。
例えば、私の場合は職業柄IT技術のロジックの壁にぶち当たることが多々あります。
ロジックの壁とは、意図した機能をどのようにして処理させるかというアルゴリズムに関する未解決問題です。
その解決方法として、廃れた技術を再度検討してみるのです。
その廃れた技術を、果敢に蘇らせようというのではありません。
一つには、何故その技術が廃れてしまったのかという精査、もう一つはロジックを組み直せば別の用途に使えるのではないかという発想です。
実際、「温故知新」によって障壁を壊すことができ、新たなアルゴリズムや技術特許が生まれたことが何度もあります。
先人の知恵とは凄いです、ただその当時は時代に対して進み過ぎていたのです、つまり時期尚早というものです。
そう考えると「温故知新」による思考の精査は、極めて効率良い方法だと思うのです。