2021年10月29日 00:00
身体管理の意味でも毎日気象情報を見ていますが、この数日伝えられているのがラニーニャ現象が確認されたというものです、ラニーニャ現象とはエルニーニョ現象の逆で南米沖の海水温が平年よりも低くなる現象であり北半球全体が寒くなる傾向になります。
ラニーニャ現象が発生するとシベリア高気圧が南下し停滞しやすくなります、平年の冬は朝鮮半島付近で上下しているシベリア高気圧の谷が日本全土を覆うようになります、この結果日本海側は豪雪となり太平洋側は乾燥した冷たい風が吹く空っ風現象が起きやすくなります。
2019年の大雪では日本海側の各地で陸の孤島と化し高速道路で車が動けなくなり車中で凍死した事故が発生しました、また気温が下がり空気が乾燥すると皮膚バリア機能が低下しコロナやインフルエンザウイルスに感染しやすくなります。
更には近年驚くことに凍死する人が急増しているというデーターがあります、ちなみに昨年は1054人にもなります、是非身体を温かくして無理しないように心がけてほしいと思います、いろいろな意味で今年の冬は各種のリスクヘッジへの準備を心がけておくことが肝要でしょう。