新型コロナウイルスが解ってきた~正しいウィズコロナの生き方とは
2021年6月23日 00:00
2019年暮れに発祥した新型コロナウイルスパンデミックですが、1年半が経過し多くの事実や研究からその本質が解明されつつあります。
多くの場合で恐怖心は対象が解らない時に芽生えます、しかし対象が解ってくると恐怖心から対応策を考えられるまでに落ち着いてきます、新型コロナウイルスも然りです。
パンデミック当初に言われていた物体を通しての間接接触による感染の確率はかなり低い事が解りました、感染のほとんどが飛沫によるものです、したがって重要なのは手の消毒以上にソーシャルディスタンスとマスクの着用を徹底するということになります。
また2ヶ月単位で変異し現在2000種程に分類できるようで、そのうち感染力が極めて高いものが4種存在しています、日本でもこの4種全ての感染者が確認されています。
世界的に観るとモンゴロイド系人種の国では危機的なパンデミックは起きていません、これらからDNAや血液型で感染しやすい人としにくい人に分類できるということも研究を通して解ってきています。
また、風邪を引きやすい人ほど感染しやすく、ワクチンを接種しても抗体を作れない人が僅かながら存在するようです、日本人での実験では約1%の人がワクチンを接種しても抗体ができなかったそうです。
とは言え、今後の対策としてはワクチン接種で全国民の80%以上が集団免疫を獲得する事がパンデミックの早期収束に繋がります。
更には感染後の治療薬の早期開発が望まれます、これは新型コロナウイルスが絶滅する事が無いからに他なりません。
現在の風邪のウイルスは、パンデミック前にはコロナウイルスであることはあまり知られていませんでした、風邪がパンデミックにならないのは長い期間をかけて世界中の人が集団免疫を獲得し遺伝子によって子孫に繋いできたからです。
新型コロナウイルスも同様です、世界中で集団免疫を獲得するにはワクチンの力を借りても10年以上はかかると言われています。
では地球規模で観て、パンデミック前のような憂いの無い健全な状況に戻るのは何時になるのかということですが、感染症専門の医師の研究会の報告では日本では2023年末ごろ、全世界的には早くても2025年ごろになるだろうとの観測が示されています。
つまり、安心してマスクを外して憂いなく楽しめるのは2年半後ということになります、この間はインフルエンザ予防接種の様に毎年新型コロナウイルスの予防接種が望まれます。
新型コロナウイルスのワクチンも、現在のインフルエンザのワクチンと同様に約1年で抗体が薄れてくるために定期的に接種する必要があるのです。
相手が解れば対処法も解るように、この数年間は対処しながら生活様式をそれに合わせていく、感染者が少なくなったといって慢心することなく常に危機感を持って行動する、これがベストなウィズコロナの生き方だと思います。