2021年1月23日 09:00
いつも記事を読んでいただき、ありがとうございます!
前回から「ブログを書く」ことに関して、
テクニックではなく、大局的に見ることに焦点を当てています。
前回は、「質より量」ということで、
良い文章をたくさん読んだり、自分でもたくさん書くことで、
文章はこなれてくる、と言うお話をさせていただきました。
今回は。。。「文章の軸を見つける」ということ。
「私はこのことについて言いたい!」と思って書き始めたのに、
書いているうちに、なんだかおかしな方向に行ってしまったり、
結局言いたいことを書けない文脈になってしまったり、
そんな経験はありませんか?
これは、文章の軸がしっかりしていない事から起こります。
よく小論文の書き方で、、
起承転結や、導入・本文・結論のような構成について言及されますが、
これらを大きく包み込むのが、文章全体で伝えたい「主旨」や「主張」です。
この「主旨・主張」=「文章の軸」がしっかりしているかどうかで、
文章の上手い・下手はある程度決まってきます。
文章の上手な人は、いきなり書き始めることはありません。
先ず、ネタの元や言いたいことがあって、
そこに肉づけをしていく、と言う書き方が一般的です。
文章の構成と言うのは、伝えたい事をより伝えやすくするためにあるので、
構成をしっかりしたからと言って、文章の軸がしっかりするわけではありません。
文章の軸があって初めて構成が生きてくるのです。
だから、どんなにテクニックを覚えたからと言って、
文章の軸が弱ければ、それは文章としてあまりデキの良いモノではないのです。
では、どのような手順で文章を書けばよいのでしょう?
まずは、「文章の軸」ありき。 軸を決めましょう。
例えば「誰かと食べると食事が美味しくなる」と1つに決めたとして、
そこから「肉付け」に何を使おうか、を考えていけばよいのです。
同じ料理でも、一人で食べた時は美味しくなかったのに、
友人と食べた時は本当に美味しく感じられたエピソードを交えてみよう、とか、
会話しながら食べた方が、食欲が増して食事が進むという
科学的な結果を織り交ぜよう、など、様々な肉付けを思いつきます。
ある程度、書くことが決まったら、
どのような順番で話を織り交ぜていこうか、と言う構成を考えます。
そして、過分があればそぎ落とします。
このように、いきなり思いつきで文章を書くのではなく、
最初にメモ書き程度でもよいので、軸からの構成を考えてから文章を書くと、
よりすっきりと、読みやすい記事になるでしょう。
今回もお読みいただき、ありがとうございました!