2020年12月15日 09:00
前回は、「自分言葉をマスターせよ!と言うことで、
「文章の息づかい」にかかる「リズム」のお話をさせていただきました。
さて、今回は。。。「長さ」
長い文章、短い文章、さまざまありますが、
この文章の長さだって、大切な個性の一つなのです。
まず、次の例文2つを読んでみて、印象の違いを味わってみてください。
◆ 今日の天気は曇りのち雨と新聞に書いてありましたが、傘を持ってくるのを忘れてしまいました。
◆ 今日の天気は曇りのち雨。新聞にはそう書いてありました。
なのに傘を持ってくるの、忘れてしまって。
どうですか?
同じ事実を伝えているにもかかわらず、
書き方ひとつでニュアンスが大きく異なってくると思いませんか?
最初の長い文章は説明的で、少々クドさが出ています。
一方、2つ目の文章は歯切れよく、若干の感情の高ぶりが感じられるます。
一般に文章を短くすることで、文章全体にスピード感を出すことができます。
さらに、文章が短くなると、接続詞や助詞の使い方次第で、
文章そのものの動きや細かいニュアンスの調整ができるようになります。
※たった1~3文字の助詞・接続詞ですが、
一つ入れるのと入れないのとでは、大きく印象が変わってきます。
このお話は、次のメルマガでお伝えできればと思います。
また、書き方にもよりますが、断定的なモノの言い方をすることで、
読み手に強い印象を与えることができます。
逆に、長い文章は平坦になりがちです。
状況の説明をしたいや事実の説明の場合はもちろんですが、
感情をあまり出したくない時や、淡々と事実を述べ伝えたい場合などに使えます。
記事全体の中で、短い文章・長い文章を織り交ぜることで、
記事に抑揚や強弱をつけることができ、読み手の眠気を誘いづらくなるという効用も(笑)
文章の長さはリズムにも関連しますので、
ぜひ工夫してみて下さいね!
では、今回もお読みいただき、ありがとうございました!