2020年10月 6日 09:00
いつも記事を読んでいただき、ありがとうございます。
前回は、「あなたらしい文章」と言うことでお話を進めさせていただきましたが、
今回はその続き、文章の「強弱」についてです。
日本語のちょっと苦手なところかもしれません。
それでは前回の文章を例に、ご説明させていただければと思います。
「今日のランチは、雑誌で紹介されたお店に行きました。」
↓ ↓ ↓
「今日は、雑誌でも紹介された、
ハリウッドスターもこっそり訪れる有名レストランでランチをしてきました!」
実はこの例文、「事実」を伝えているにすぎません。
いわばスタート地点です。
ここからあなたが一番伝えたい内容へフォーカスし、ゴールを目指すわけです。
さて、スタート地点に立ったところで、
自分が一番「伝えたい」モノは何かな?と、頭の片隅で少し考えてみて下さい。
今現在、あなたは「セレブ向け」の仕事をしたいと思っているので、
上の文章で強調したい部分は、
「ハリウッドスターもこっそり訪れる」がベストでしょう。
主題の「ランチ」を説明するために、
「ハリウッドスターもこっそり訪れる」を強調し、続きの文章を考えるのです。
「あのジョニー・〇ップと同じメニューを注文。(強)
見た目はシンプルだけど、何より素材の鮮度がバツグン。(中)
食後シェフに尋ねたら、
毎朝、玄界灘で撮れた魚介を空輸してもらっているそう。(中)
有名人がお忍びで来られるというのもうなずけます。」(弱)
いかがでしょう?
さりげなく「セレブ」につながる単語や状態を事実として伝えつつ、
自分の意見もこっそり伝えています。
このように、事実から意見につながる文章は、書き手の考え方であったり、
物の見方であったりをさりげなく伝えることができるので、とても使えます。
読み手にとって、事実ばかり突きつけられてしまう文章と言うのは味気ないモノです。
逆に、意見や感想ばかりだと、過食ぎみになってしまいます。
「事実>意見>事実>意見」のように内容に強弱を持たせることで、
読み手を飽きさせない工夫にもなりますし、
この「強弱のバランス」も、あなたらしさを醸し出す一つのポイントになります。
それでは、今回はここまでといたします。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。