2020年9月29日 09:00
いつも記事を読んでいただき、ありがとうございます。
前回は、文章に「息づかいがある」と言うお話をさせていただきました。
リズム+息継ぎに配慮しながら、
句読点の位置や言葉の言い回しを少し変えるだけで、
文章の印象はガラッと変わりますよ、と言うお話でした。
さて今回のお話は「あなたらしさ」。
読み手は、あなたの何を持って「あなたらしい!」と思うのでしょう?
では今回も、例を挙げて少し考えてみましょう。
「今日のランチは、雑誌で紹介されたお店に行きました。」
誰にでも書ける文章ですね。
これを「あなたらしく」してみましょう。
まず最初に焦点を当てるのは、文章の「キモ」をどこに持ってくるか、です。
同じ文章でも、この「キモ」=主題をどこに当てるか?で、
内容も変わってきますし、文章の構成そのもの変化してきます。
もしあなたが、「セレブ向け」のブランディング事業をしているのでしたら、
「今日のランチ」に焦点を当てます。
ブログでは、あなたを「あこがれの対象」に仕立て上げたいワケですから、
読み手としては、「この人はランチでいつも高そうなものを食べているなぁ」と
印象付けるようにすればよいわけです。
書き換えると、
「今日は、雑誌でも紹介された、
ハリウッドスターもこっそり訪れる有名レストランで、ランチをしてきました♪」
どうですか?
同じような「事実」を記事にしているにもかかわらず、
全く違った印象を受けると思いませんか?
事実1つ伝えるだけでも、
工夫次第で「あなたらしさ」を醸し出すことは十分にできるのです。
(この作業を「文章を練り上げる」と言います)
最初はネタ探しや文章を書くことそのものでいっぱいかもしれませんが、毎日文章を書いていると徐々に慣れてきます。
余裕がでたところで、「どう書いたら良いかな?」と、アイデアを巡らせてみてはいかがでしょう?
それでは、今回はここまで。