2021年2月16日 10:00
1980年代初期のCD(Compact Disc)の開発により、音楽(音)がデジタル化され、同時にCDプレーヤーが普及し、プレーヤーもデジタル化が進みました。
このデジタルオーディオプレーヤーは、CDプレーヤーの他1990年代初期に登場したMD(Mini Disc)プレーヤーなどを経て、2000年代初期に本格的に普及してきた記録媒体のフラッシュメモリや小型のハードディスクを使用した音楽プレーヤーなどがあります。
レコードプレーヤーやテープデッキなどのアナログプレーヤーからCDプレーヤーなどのデジタルオーディオプレーヤーに代わると、一枚のアルバムの中で好きな曲を一瞬で再生できたり、同じ曲やアルバム一枚をリピートできたりし、音楽がとても身近なものになってきました。
また、フラッシュメモリなどで保存できるようになった音楽はパソコンで扱うことができ、何万曲という曲を小さな携帯型デジタル音楽プレイヤーやスマートフォンに保存して、いつでもどこでも一瞬で聴けるようになり、人によっては音楽を聴くことが自分の体の一部になっているのではないかとも思われたりします。
さらに、レコード会社が配信する音楽アルバムの情報は、パソコンやテレビで映像として目でも愉しむことができ、音楽を聴くことの多様性が大きく高まり、誰でも気軽に音楽をさまざまな形で愉しむことができるようになりました。
一方で、レコード針を慎重に手で降ろして一曲を大切に聴いていた時代がとても貴重に感じたりもします。