2023年11月13日 11:00
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で、水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し、非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
今回は、年中利用され薬効成分が高い「ピーマン」です。
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ピーマン」はアマゾン川流域が原産のナス科の1年生植物で、名前の由来はフランス語の「赤いトウガラシ」と言う意味からです。
ピーマンは、緑色というのは日本だけの話しで、多くの国では赤に染まった完熟ものが好まれます。
つまり、緑色をしているのは早摘みしているからで、収穫期間を短くし日持ちさせるための作戦にすぎません。
さて、ピーマンの主な成分は、ビタミンAの基になるベータ・カロチンをはじめとしてビタミンB1、B2、C、毛細血管を強くして出血に強いビタミンPが含まれる夏が旬の野菜です。
更には、濃い緑色は葉緑素でクロロフィルと呼ばれる成分、これは血中の余分なコレステロールを排出し血をさらさらにする働きが有り、成人病予防には効果絶大です。
尚、赤く完熟してもクロロフィルが減少することはありません。
またケイ素も含まれており爪や髪の毛の発育には欠かせない重要な成分です、トータル的にはがん予防効果があることも判っています。
最近は肉厚の色鮮やかなピーマンの品種改良種のパプリカが、イタリアン料理の流行で重宝されていますが、栄養素的には本来のピーマンには敵いません。
今では、年中食べる事ができるピーマン、熱を加えても殆ど壊れることがない栄養豊かな野菜です。
いろいろな調理で積極的に取り入れてほしい野菜です。
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