2023年9月17日 11:00
「次亜塩素酸水」、あまり聞きなれない言葉だと思いますが、みなさんはほぼこの液体を毎日口にしていると言っても過言ではありません。
「次亜塩素酸水」は、市販されている魚の切り身や肉類、カット野菜などには必ずと言ってよいほど使われている殺菌+酸化防止を目的とした食品添加物の一種です。
近年、コンビニエンスストアなどでも生の肉類・魚類・野菜類が豊富に出回っています。
これらはすべて、「次亜塩素酸水」の使用が認められた以降に容易となった食品なのです。
「次亜塩素酸水」は、その酸性度によって3種類に分けられています。
強酸性次亜塩素酸水および微酸性次亜塩素酸水は2002年6月に食品添加物として認定され、弱酸性次亜塩素酸水はついこの間の2012年4月に認定されています。
魚の切り身や肉類をスーパーで買ってきてみましょう、トレイの下にシートが敷いてあります、これが強酸性次亜塩素酸水で浸されたシートです。
また、全体的に微酸性次亜塩素酸水をスプレーしているのが一般的な使用法です。
これによって、夏場でも生モノが長期保存できるようになりました。
近年の袋詰めカット野菜のほぼ全てにおいて、弱酸性次亜塩素酸水に10分ほど浸されて袋詰めされたものと考えて間違いありません。
カット野菜を買ってきて、そのまま冷蔵庫で3日保管して切り口が茶色く変色してこないようなら、間違いなく「次亜塩素酸水」が使用されています。
賞味期限1週間以上なら、かなりの濃度の「次亜塩素酸水」に浸されている可能性を疑ってください。
さて、腐りづらいことを目的とした「次亜塩素酸水」は、塩素+食塩水を電気分解して生成されている液体であり、濃いものは薄黄色でカルキ臭がします。
そして、科学的には不安定な液体(希釈した場合、時間経過と共に他の液体に変化しやすい)だということも知られています。
この「次亜塩素酸水」は、細菌やカビなどの細胞そのものを破壊する事によって殺菌するものです、プールの塩素や水道水の塩素、漂白剤も実は原料も製法もほぼ同様の「次亜塩素酸水」の仲間です。
スーパーの魚の切り身や肉を買ってきてシートに接している面を見てください、白く変色しています。
これは、魚や肉の細胞が塩素によって破壊された証拠です。
「次亜塩素酸水」は、毒性がなく安全だと認定された殺菌水です。
しかし、まだ最近認定されたばかりの添加物で長期間使用した場合の臨床結果や皮膚疾患などへの影響についてはデーターが有りません。
毒性が無いといっても、身体の中にいる大事な善玉菌類に与える影響までは実験していないのです。
また、カット野菜などは栄養素的にも特にビタミンB群に含まれる重要なナイヤシンなどが30%以上も減少する事も実験結果で解っています、他のビタミン類も同様に10%程度減少します。
健康を本当に考えている人が、スーパーなどで魚の切り身やカット野菜を買うでしょうか?
知らないと言うのは本当に怖いのです、おうちご飯よりも外食の方がはるかに安全で健康的と言っても過言ではないことが多々あるのです。
つづく
※本記事はファンシーフーズ公式ブログより転用しています。
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