基礎理論-4(表面意識の「陽」)
表面意識は思考の視線を示し、「陽」の視線は「自分から相手」になります。
また、同時に影響の方向を示し、「陽」の人は他者に影響を与えてしまうという特徴があります。
これらの思考の特徴的な行動は「独善」に現れます。
「独善」とは、相手の事を考えての行為なのですが、自分の意思や主張が強く反映してしまい、相手には強引に捉えられたり強要されていると思われてしまう事を言うのです。
例えば、相手を思うやるがうえのアドバイスも結局は自分の都合を押しつけてしまうことになってしまいます。
したがって、人によっては相手に自身の相手を思う気持ちが理解されないことで落ち込むこともあります。
更には、理解されないことの矛先が相手に向かってしまうと正義を振りかざした攻撃的な言葉や態度に現れることもあります。
こういった意識のすれ違いから、人間関係上のトラブルを起こしてしまうこともあります。
ただ、決して利己的に考えているのではありません、むしろ相手を真剣に考えてのことです、ところが相手によってはそれを受け入れられない事が多いのです。
また、影響の方向が相手に対して向いている為に妙なところで正義感を出してしまったり主張します、若い時に喧嘩が絶えない人の多くが表面意識が「陽」の人なのです。
小説を読んだり映画を観る時の視線にもこれが強く反映し、主人公の立場で脇役のキャラクターを考えてしまいます。
表面意識が「陰」の人が主人公に成りきるのとはまた違った角度で表面意識の「陽」の人は、主人公そのものではなく脇役に意識がいくのです。
また、常に意識してしまうのが他者の言動や姿勢です、したがって自分を理解されないことで悩みを抱える人もいます。
自立した大人の表面意識が「陽」の人は他者の気持ちに敏感で、相手の立場を考えて物事を思考することができますので組織では強いリーダーシップを発揮します。
また、他者に与えることも多く指導者として強い組織を作ることができます、組織を立ち上げる際には必須の人材と言えます。
基礎理論-3(表面意識の「陰」)
表面意識は思考の視線を示し、「陰」の視線は「相手から自分」になります。
また、同時に影響の方向を示し、「陰」の人は他者から影響を受けやすいという特徴があります。
これらの思考の特徴的な行動は「共感」に現れます。
「共感」とは、自ら相手に価値観等を合わせる行為のように思われがちですが、正確にはまったく逆の行動を言います。
「共感」とは、相手が望むように自らの立場を無意識のうちに相手に合わせてしまう事を言うのです。
例えば、リーダー的な人には補佐や後方支援の役割を、逆に補佐的な人にはリーダーとしての役割を演じる事ができるのです。
また、他者のアイデアやコンテンツなどにも影響されやすく、場合によっては自分の物として意識せずにちゃっかり使ってしまうようなこともあります。
こういったところで人間関係上のトラブルに巻き込まれやすいので、特に対人関係には気を遣う必要があります。
また、影響の方向が自分に対して向いている為に、若い時には小説やアニメなどの主人公に成りきってしまったり、思考や性格そのものも変わってしまうということも起きます。
また、常に意識してしまうのが他者の目や考えです、したがって自分をなかなか素直に出す事ができないことで悩みを抱える人もいます。
自立した大人の表面意識が「陰」の人は、忖度(そんたく)ができ周囲に気を遣うことも自然にできる為に組織では重宝されます。
また他者の意見を纏める事もできるので、組織を大きくする時にはグループの要となります。
基礎理論-2(潜在意識の「陽」)
潜在意識は思考の視点を示し、「陽」の視点は「自分」になります。
例えば、街を歩いていて自分を意識するとしたら、周囲の風景にどのように自分が溶け込んでいるのかという様に意識してしまいます。
また、誰かにプレゼントする時には、その人に贈る事で自分が嬉しいものは何かという思考になります。
つまり、常に意識や思考の根源が自分自身となりますので、相手が合わせてくれることをベースに自身の行動を決めてしまう「親分肌」になりやすく、その分自身で全責任を負うこともあります。
「親分肌」とは、自分勝手に思われがちですが、自身の考えに相手が従うなら相手が負う責任まで自分が受ける愛情の表れでもあるのです。
潜在意識が「陽」の人の最大の特徴がここに現れてきます。
そのストレスから、「責任/無責任」・「正義」・「義務」などの言葉をよく使い、またこういう言葉に反応します。
これは、自分の考えが相手に理解されずらいことに対する反発でもあるのです。
更に、自分を意識するがあまり他者の「ナルシシズム」的な思考を無意識に拒否してしまう面もあります。
つまり、自身がそういう側面を常に意識しているので、相手のそういった行為が何とも不愉快に思えてしまうのです。
相手は、信頼感を表してアドバイスしてあげたいという素直な行為も「強要」として捉えてしまうこともあり、真のメンターを得ずらい人なのかもしれません。
その表れの一つが「理想を追求する人」になることもあります、自分を理解しない人が居ない世界が何とも心地よいからです。
潜在意識が「陽」の人が本当に自分らしくストレスなく生きるのは、先ずは自身と正直に向き合い自身を理解することが重要です。
基礎理論-1(潜在意識の「陰」)
潜在意識は思考の視点を示し、「陰」の視点は「相手」になります。
例えば、街を歩いていて自分を意識するとしたら、周囲の人からどのように自分は見られているのかという様に意識してしまいます。
また、誰かにプレゼントする時には、その人が貰って嬉しいものは何かという思考になります。
つまり、常に意識や思考の根源が他者となりますので、相手に合わせて自身の行動を決めてしまう様な「共感」に陥りやすく、自分を素直に表現することができずに自身を責めてしまうこともあります。
「共感」とは、相手の要求に自身が応えてしまう心理行動であり、無意識のうちに相手に好まれるように行動してしまうこともあります。
潜在意識が「陰」の人の最大の特徴がここに現れてきます。
そのストレスから、「自由」・「自分らしく」・「自立」などの言葉をよく使い、またこういう言葉に共感します。
これは、常に相手によって振り回されてしまう自身に対する反発でもあるのです。
更に、他者を意識するがあまり「依存」という概念を強く意識して囚われやすい面もあります。
つまり、自身がそういう側面を常に意識しているので、相手もそうだと思い込んでしまっているのです。
相手は、信頼感を表して相談したり時間を共有したいという素直な行動も「依存」として捉えてしまう事もあり、なかなか他者と信頼関係を持てる事は難しいかもしれません。
その表れの一つが「孤独を愛する人」になることもあります、相手を意識しない空間と時間が何とも心地よいからです。
潜在意識が「陰」の人が本当に自分らしくストレスなく生きるのは、先ずは相手を信じることが重要です。
運命波学「心理ロジック戦略」は心理学ではありません、「人の心理の根幹に在るものは何か?」を探求する学問です。
行動や言動から、心に中に存在する意識を統計を駆使して探る学問を心理学といいます。
「心理ロジック戦略」は、ではなぜそういう心理が起きてしまうのかという表面上ではなくて、心理の根幹(心そのもの)を解こうとする学問です。
つまり心理学とはまったく異質の学問です。
人の意識は無意識の領域に在る「潜在意識」と、自覚する意識である「表面意識」の2つが存在しています。
運命波学の気質を基本に四柱推命の思考や行動を掛け合わせて誕生したパーフェクト個性学では2つの気質をベースにしています。
一つは、生まれつき持って生まれた宿命とも言うべき生き方のベースに在る心理です、これをパーフェクト個性学では「本体気質」と呼びます。
解りやすく言うと、その人がどんなフィールドに生まれたかを示しています。
もう一つは、自覚しつつもどうしてもそういう意識や行動をしてしまうという性格です、これをパーフェクト個性学では「表面意識」と呼びます。
同様に解りやすく言うと、その人がどんな個性を持って生まれたかを示しています。
このパーフェクト個性学の「本体気質」の陰陽と「表面気質」の陰陽を組み合わせると、4つの陰陽の組み合わせができます。
これを基本理論として、検証を繰り返し行っていると見事に陰陽の組み合わせによる行動心理パターンが別れる事を発見したのです。
これが、「心理ロジック戦略」の基本理論として確立していきました。
また、さらに検証をしていくと、その人がある状況に陥った場合に、次に摂る行動まで予測できる事も解りました。
そして、その的中率はほぼ100%に近い数字だったのです。
この驚異的な的中率に、運命波学を学んでいる認定者の人達も驚きを隠せず「怖い!」という反応を示しました。
この4つの陰陽気質の組み合わせと、それぞれの取る行動を状況別にシステム化したのが「心理ロジック戦略」そのものなのです。