2020年12月30日 12:00
2010年以降のマランツのAVアンプが凄い!
最新バージョンでは9万円のミドルクラスでありながら7.1Chの本格的なAVアンプで、特筆すべき特徴が時代を逆行するかのような薄型なのです。
型式名は「NR1601」に始まり、毎年マイナーチューニングを施され最新バージョンは「NR1609」に続き「NR-1710」となります。
AVアンプは、高級になればなるほどコネクタ類の数が多くなり、放熱効果も考えどんどん大型化するのが常識でした。
その傾向に逆行するかのような薄型AVアンプは、発売当初は価格の割に小型という印象も加わり評価が低かったのも確かです。
その評価が5世代目辺りから逆転してきます、そしてデノン・ヤマハなどをのライバルを一気に抜き去り堂々の販売数1位を獲得します。
更に、生産が間に合わなかった半年間だけ2位に転じますが、その後はずっと1位の座を堅持しているのです。
また、定格出力を抑え高音質化を目指した設計は、2Chステレオでの利用者数が25%とAVアンプの平均の10%以下に対して大きく差を広げています。
事実、AVアンプをピュアオーディオのメインシステムアンプに使うという人も多いのです、常に愉しむのはCD音源の2Chで、同じシステムで時々DVDで5.1Chや7.1Chサラウンドを愉しみたいというニーズに合わせてAVアンプも高音質化してきました。
また、型式の「NR」はネットワークレシーバーを意味していて、その型式通りにインターネットから高音質のハイレゾ音源をダウンロードしての再生や、ブルートゥースでモバイルオーディオとの接続してのネットワークステーションとしての利用者も多いようです。
マランツは現在、デノンと合わせて2大ブランドを持つエムアンドディホールディングスのオーディオブランドとなっており、ハイエンドからエントリークラスのAVアンプのデノンと上手く住み分けしています。
この薄型AVアンプ革命でホームシアター製品で優位に立ったマランツ、オーディオのマランツに加えてホームシアターのマランツの名を欲しいままにしています。