2021年2月27日 12:00
ブロックチェーンとは、取引台帳技術のことを指します。
取引履歴をトランザクションデータと呼び、その複数のトランザクションデータをまとめたものをブロックと呼びます。
そのブロックが連なっているように保存された状態がブロックチェーンです。
現物に置き換えると、段ボール箱に取引履歴を全て書いた書類を入れ込んでいき、満杯になったら新しい段ボール箱を作成し、また書類を入れ込んでいくという作業を延々と進めていくということになります。
もちろん、取引は少量であっても1取引ずつ記録されていくので、例え話である段ボール箱に書類を詰めていくと、その段ボールは何処に置くのか、ということになります。
また、特定の時期の特定の取引を見たいという際に探すことも困難です。
さらに、置く場所の所有者に管理が委ねられているため、履歴の改竄をした上での、過去の取引に対する不当な請求などの不正も行えてしまいます。
このような情報の保管をインターネット上で、しかも先に挙げたデメリットを全て克服した上で管理できる技術がブロックチェーン技術です。
そのようなブロックチェーンですが特長は、
・障害や攻撃に強い
・ブロックチェーンネットワーク内での出来事を網羅的かつ透明に記録できる
・改竄やコピーができない
・多数で管理する、非中央集権で管理者不在のデータベースである
という4つが基本的に挙げられます。
世の中の中央集権型のシステムは、その一か所が攻撃されてしまうと不当なデータの改竄などが容易に行われてしまいますが、ブロックチェーンの管理者は多数存在し、どこか一か所が攻撃されたとしても他の管理者たちで情報の正確性も維持することが出来ます。
歴史を振り返ると、人間の情報管理は、中法集権型と非中央集権型を行ったり来たりしています。
つまりこのブロックチェーン技術とは、最新の技術であるとともに、過去の踏襲でもあるのです。
ブロックチェーン技術によって、様々な企業の設備投資から人件費などの経費も大きく変わることでしょう。
昨今の日本及び世界経済にとっての課題が、この技術を取り入れることによって解決できることも多くあります。これは今後、当ブログにて汎用的な例を述べさせていただきます。
次回は、ブロックチェーンが技術的にどのような仕組みで成り立っているのかを詳しく載せたいと思います。