先日、術後検診へ行ってきました。
MRIとX-rayの検査です。
脳動脈内に入っているコイルもステントも変化なく、他の血管にも異常なく、
手術より2年経った今も経過順調とのこと。
ひと安心!
また、定期的に検診を受けている今の環境も、いい状況なのかな、と。
こういう風になるまでは、
「まあ大丈夫だろう」という根拠の無い肯定のもと、日々を過ごしていました。
今は、半年毎の検査を受けているので、自信をもって「安心」と言えます。
こういう生活って、本当に大切。
仕事をがんばる。
子育てを楽しむ。
趣味にのめり込む。
いろんなことをする上で、健康って、必要不可欠なものですから。
検査を終え、先日、退院してきました。
経過観察ということで、
検査に対する不安はあるものの、
今まさに「病」と向き合っている方に比べると私の不安なんて......と思い、
とにかく静かな患者として過ごしました。
ナースコールは押さず、
看護師さんのタイミングに合わせ、
良い患者さんだったんじゃないかな~と自負しています(笑)
でもね......。
多少は意思表示、した方が良いのかも知れませんね。
後回しによる不手際が多々......。
ま、この時期だし、新人さんも多いのだろう、とガマンしましたが。
う~ん、ちょっと問題アリだとは感じた入院生活でした(笑)
で、気になる結果ですが、後日聞きに行くことになっています。
とはいえ、大丈夫そう。
毎日服用の薬があったのですが、もう処方されなくなりましたので。
とりあえず、ひと安心。そんなところです。
1年前にした「未破裂脳動脈瘤」の手術。
その経過をしっかりと観察するため、検査入院することとなりました。
本当は、先月にする予定だったのですが、
バッチリ、子どもの入学式と重なってしまいまして......。
変更して頂いた次第なんです。
流れとしては、
局部麻酔でカテーテルを脳まで挿入し、
直接患部付近に造影剤注入。
血管の具合を見て経過を確認する、というものです。
実は、同様の検査を手術前にもしていまして、
内容は良く知っています。
で、内容を知っているからこその恐怖があるんですよね......。
局部麻酔ってことで、意識はしっかりとあるので、
痛みは無いものの、ことの一部始終が見えるわけなんです。
ザワつきもバタつきも肌で感じる中過ごすのは、やはり怖い。
また、造影剤を注入する時、
見たことの無い映像が脳に直接送り込まれる感覚がありまして......。
何日か後に行われる検査に、
いまから、じわりと恐怖心が広がっています。
『脳が壊れた』 鈴木大介/著 を読みました。
http://www.shinchosha.co.jp/book/610673/
この本の存在を知った時、
私と、一部、良く似た境遇で、「読まなくてはいけない」と思ったのです。
著者はルポライター。
41歳の時、突然の脳梗塞に襲われます。
一命は取り留めたものの、
見た目では分からない部分に障害が残ったといいます。
その一部始終を、ルポライター持ち前の探求心で書き綴った内容。
深刻になりがちな内容を笑いに替え、最後まで引き込まれるように一気読みしました。
さて、一部良く似た......と書きましたが、
私も今年に入り、頭の手術をしました。
病名は、未破裂脳動脈瘤。
破裂してしまうと半数が亡くなると言われ、
また、運よく死を免れたとしても、大きな障害を背負ってしまうことのある病です。
ということで、手術を決意。
無事、成功。
術後は紆余曲折ありましたが、とりあえず今は、日常生活に戻っています。
もし、破裂まで気づかなければ、
破裂後、死なずに助かったとしたら、
私は、著者のような後遺症に悩まされたかもしれません。
そう考えると、人ごとではなかったのです。
で、ブログの件名「一日1時間のスポーツ、はじめました。」に辿り着いたワケは......。
著者が文中にて、健康に生き続けるために、一日1時間のスポーツを始めたと書いていました。
病気になる前は「とにもかくにも、仕事を頑張らないでどうする」と思っていたそうなのですが、
いまは、「スポーツに1時間も割けるということは、それだけ仕事をがんばっているという証拠。」
と考えるようになったんだとか。
私も、まったく同じ状況。
病気になったことも、日々の運動不足も、仕事第一なことも。
でも、それではダメなんですよね。
やっぱり、健康も考えないと。
ってなわけで、一日1時間のスポーツをスタート!
朝、家族を送り出した後、すぐにはじめています。
ひと汗かいて疲れるかと思いきや、意外や意外!
不思議な事に頭が冴える、冴える!
眠気も吹っ飛び、仕事もはかどります。
ヤル気スイッチが、バシーンとONに入るのです!
これはいい!
長く続けなくては!