2020年6月14日 09:05
1989年の作品。
映画の作りがなんともバブリー。
出演者の面々も、本木雅弘、鈴木保奈美とこれまたバブリー。
でも、ゆるりと面白く、楽しめる作品でした。
原作は漫画なのだとか。
今回、見終わった後に知ったことなので読んだことはありませんが、映画とは結末が異なるそうなので(映画制作時には結末を迎えていなかったため)、機会があれば読んでみたいなと思っています。
内容としては、ロックバンドでボーカルをつとめる主人公が、家業のため仏門へ修行に入っての日々、というもの。
俗世とのあまりの違いに反発を繰り返すものの、それでも次第に馴染んでいってしまう部分があったり、生臭な部分が育っていってしまう過程が描かれていたり、でもふわりと生まれるやりがいもあったり......などという感じで、きっとこれってお坊さんあるあるなんだろうな~と一般人にも思えるところが、なんとも面白かったです。
ちなみに、監督は周防正行さん。「Shall we ダンス?」という作品が有名ですよね。
大人の気持ちの揺らぎを描くのがお上手な方だと思っていたので、まさかこんなにも若さを前面に出した作品も作っておられるとは知りませんでした。
絶対に見て!!とオススメできるかと言うと、正直微妙なところではあるのですが、お時間があれば、演者さんがお好きであれば、バブル期が懐かしければ、見てみてもいいかもしれません。