2019年5月13日 00:00
「ブランド戦略」の書籍をいろいろ読んではみるものの、何かしっくりきません。
過去の分析であったり、小規模事業者が行うにはあまりにも非現実的で空論に近いものが多いからです。
また、果たして「ブランド戦略」といいますが、「これが戦略なのか?」という疑問すら覚えるものも多数あります。
さて、小規模事業者の「ブランド戦略」を考えるとき、過去の多くの失敗例はブランドを意図的に作っているということがあげられます。
そもそも、「ブランド」とは何でしょう?
一つ言えることは、ブランドはメーカーによって一方的に作り上げるものではなく、市場によって作られるものでなくてはならないのです。
では、それは誰によって?
それは、消費するエンドユーザーであり、販売を行う販売代理店によってです。
少なくても、一般に行われているような、マーケティングによって商品コンセプトを考え、ロゴを作ってデザインを起こして広告を行い販売することがブランド戦略ではありません。
多くの失敗例は、上記の一連の行動によって現場や営業が間違った目的を作り出し、更にはそれを行うことで間違った結果を得てしまうことにあります。
そして全てが一瞬にして終了してしまうわけです、本来の最大の目的を完全に見失ってしまっています。
結果、あれだけ多くの時間とお金を費やしたのに「何故売れない?」というストレスと、当然の事に大きな在庫損失を抱え込んでしまうのです。
冷静に、真の小規模事業者が行うべき「ブランド戦略」を考え直さなくてはいけません。