2022年1月10日 01:00
「石鹸効果」、これは化学の話ではな人間関係の話しです。
石鹸は鉱物オイルや植物オイルから水酸化ナトリウムなどにより乳化させ作られた物で、汚れを包み込むように剥がして除去する化学物質です。
石鹸はオイルから作られているので同類物質であるオイルとは新油性があります、だからオイルを引きつけ包み込んで除去できるのです。
したがって油の汚れはよく落とせますが、親水性の体液やタールなどの汚れは綺麗に落とすことはできません、親水性の汚れは同じ親水性のアルコールなどを使うと綺麗に落ちるのです。
さて、これと同様の現象を人間関係にも見い出して「石鹸効果」という名称をつけてみました、「類は友を呼ぶ」よりも極まった状況を指して私的な言い方で使っています。
例えばどう考えても絶対に上手く行かないだろうと思える2人がいるとします、でも仲よくしているので何がそうさせるのかとよく見極めてみると表現や行動は異なるのですがビジネスマインドの部分で一致している事実が解ったりします。
これを身辺整理に活用すると自ら何もしなくても、自分と同じビジネスマインドの人だけが寄って来てマインドが異なる人は自然に淘汰されていくのです。
自分の悪口を言っている人がいたら黙って放っておきましょう、その人とはそもそもが感性も価値観もビジネスマインドも異なる人なのです。
放っておけば、自然にその人の悪口に都合を合わせた同じ考えの人がその人に吸い寄せられて自分からは離れて行きます。
つまり、こちらは何もしなくても自分とは合わない人達が自然に身辺からいなくなってくれるのです。
有ること無いことをあれこれ言われて悔しくないのか?
いいえ、どの道その人達とは真のビジネスはできないし会って話をしたとしても意味のない時間を費やすだけの人達なのです。
自分とは何もかも合わない人に「嫌い」と言われたら嬉しいことではないでしょうか?
自分と合わない人が周辺にいて常に何かしらの干渉を受け、それに気を遣う方が余程ビジネスの障害になります。
日本だけでもビジネス人口7000万人です、その僅かな人達が自身のビジネスにいったいどれほどの影響力があるかと言ったらゼロに等しいのです。
それよりも、自身が前向きにビジネスに取り組める有益な人達と過ごしていたほうがどれほど自身の為に善いか計りしれません。
孔子論語に、「賢者は上手に人を好み、上手に人を嫌う」という教えがあります、まさにこの「石鹸効果」方法で実践できるのです。