2022年1月 4日 01:00
インターネットやスマートフォンの普及率上昇で、何処にいてもあっという間にデータを取り出せる時代になってきました。
しかし、便利になった半面で失われたものや弊害も多く出てきている気がします。
世の中全てが陰陽両立で何か良い事が起きれば同時に悪い事も発生します、これを忘れてはいけません。
悪い事の象徴ともいえる一つはビジネスのスピードが桁違いに上がった事です、これは一見良い事のようにも思えます。
しかし、その真っ只中では情報氾濫による精神障害が多発しています、知らなくてもよい情報や知らない方が幸せな情報までも否応が無しに飛び込んできます。
考えなくてもよい事まで考えざるを得ない状況で、いったいどれほどの人が平常心で高速で推移するビジネスを行えているのでしょうか。
もう一つの弊害、それは確証のない情報を信じてしまい大きな過ちを起こしてしまうリスクが高まった事です、インターネットで得られる情報が正しいといったい誰が保証しているのでしょうか?
また得られる情報が例え正しくても、ほんの1部の情報で全てを解ったかのように思い込んでしまい思わぬトラブルに引き込まれることもあります。
あくまでもインターネットに流れる情報は、真意が定かでない情報だと考えることが重要です。
例えば経営や法的な事項もそうです、一つの事象でもコンサルタントや弁護士によっては方針も見解も180度変わります、たった1部の人の意見を信じて判断し取り返しのつかない状況になる人もいます。
どんなことも多方面から検討する必要があります、そして多くの事象には必ず例外もあるのです。
たった一つの問題でも解決方法は5万と在ります、それを指で数えられる範囲の中から選んでも良いのでしょうか?
便利になった裏で情報過多・情報不確実・情報操作などで、不必要な情報に振り回されている人が多数存在しています。
ビジネスや人間関係はリアルが基本です、情報は自分の目と耳で当該する人から直接確認するに限ります。
昔は人伝、今はインターネット、何時の時代も確証のない情報に踊らされる人は後を絶ちません、情報という糸に踊らされる「情報マリオネット」にだけはならないように願います。