2018年10月14日 00:00
日曜企画【ビジネスよもやま話-9(相手の気持ち優先)】
「それであれば、事前に電話してくださいよ」
これは、私が某社の営業社員に発した言葉です。
この経緯とは、当社のホームページを見てアクセスしてきたA社、その問い合わせ内容が実に興味を持てる内容でしたので、何とか時間を作って面談することにしました。
当日、問い合わせしてきたA社課長と担当部長が来社しデモを見ながら話は大いに盛り上がったのです。
そして、双方から提案がもたらされ、次回は担当役員(事業本部長)とのトップ会談をするということで合意したのです。
その後、何度かのメールのやり取りで当社への来社の日時が決定しました。
そして、その予定の日時、なんと課長一人で来社してきたのです。
「あれ? 一人ですか?」の問いに、「実は役員が数日前に倒れてしまいまして、せっかくお約束していたのにすみません」と言うのです。
と言うことは、今日の会議の予定は無くなったわけです、それで冒頭の言葉を私が発したのです。
こちらは、忙しい中で時間を何とか作り、社員も待機させて待っていたのです。
もし、予定が変更したのであれば、前もって連絡をして欲しいものです、そうすることで別の日時を検討し、私もその予定の時間に他のことを入れられるのです。
特に、その時期は決算など1分1秒も無駄にしたくないという時期でした。
本人曰く「電話で日程変更を通知するのは失礼だと思って、私だけでもと・・・」
何か大きな勘違いを起こしているのではないでしょうか?
本当に誠意を見せるとは何か、営業という職業なのだから、自身の気持ちではなく相手の気持ちを優先して考えて欲しいものです。