2018年10月 2日 00:00
「短気を起こしてプロセスを省略すると、ろくなことにならない。 重要なのはスピードそのものではない、慌てず忍耐強く、適切なタイミングでプロセスに必要な段階を全て踏むことが大切なのである」
フランスの自動車会社ルノーと日産自動車及び三菱自動車の会長を務める、カルロス・ゴーンの経営者に必須な金言です。
日産自動車が経営危機に陥っているときに、手を差し伸べたのがルノーでした。
そして、自ら代表取締役に就任し、財務の立て直しを計り見事に再建させたのです。
ルノーもまた、カルロス・ゴーンによって再建した自動車会社だったのです。
経営者は、とかく結果を早期に欲しがる傾向があります。
それは時代の流れが速いからなのか、みんな早期に結果を出そうとしているからなのかは解りません。
しかし、結果を早期に出したいのであれば、結果を導くためのプロセスとその段階をしっかりと消化して行かなくてはなりません。
消化不良のプロセスでの結果など、取るに足らないものとなります。
結果が欲しいなら、まずは行うべきプロセスをじっくりと取り組むことが肝要なのではないでしょうか?
短絡思考は何も生みません、コツコツと行うプロセスの中にしか成功のヒントはないのです。