2023年4月14日 10:00
みなさま、こんにちは。
みなさまは意識的に鉄分を摂取していますか?
女性は鉄分不足になりやすい傾向にあります。
5人に1人は鉄分不足が原因である鉄欠乏性貧血と言われてれています。
そこで本日から、鉄分が取れる食べ物についてのお話をさせていただきます。
まず、本日は、食べ物に含まれる鉄分の種類についてのお話です。
「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」
食べ物に含まれる鉄分には、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。
ヘム鉄は主に肉や魚の赤身に多く含まれており、非ヘム鉄は野菜や穀類、豆腐、海藻類などに多く含まれています。
動物性のヘム鉄は、「ヘム」というたんぱく質に包まれており、他の食べ物と一緒に摂っても吸収を妨げられないという特徴があります。
よって、人体への吸収率が10~30%と高いです。
非ヘム鉄は、胃で吸収しにくい三価鉄から二価鉄に還元されてから小腸で吸収されるため、ヘム鉄に比べると、吸収率は5%以下と低いです。
しかし、食べ方によって吸収率を上げることができます。
また、一緒に摂ると吸収率が下がる食品もありますので、正しい知識と食事の工夫が必要です。
非ヘム鉄よりヘム鉄のほうが吸収率が高いからといって、ヘム鉄だけを摂ればいいわけではありません。
2種類の鉄分をバランスよく摂るように心がけましょう。
そこで次回からは、ヘム鉄、非ヘム鉄を多く含む食べ物や摂取の仕方、コツなどをご紹介させていただきます。
ではでは。