2023年5月11日 10:00
成功する!ユニオン思考
※この思考法はメンターである伊東久雄氏から教授頂いたものである。
006 技を盗むということ
よく料理などの修行、職人などの修行で、「技術を盗む」ということが言われます。
他の分野でもあると思いますが、主に師弟関係が成り立っている場合に適用されると感じています。
相手を尊敬し自分が足らないことを認めた状態でないと盗めない、私はそう思います。
たとえば教わるということも同じことです、相手をライバルと見る、もしくは見下している状態では到底教わることなんてできません。
相手が教えていることを否定しにかかる、そんなところがオチです。
こうなるのは自分が足りていない状況だと自覚していない、または認めたくない場合が多いです、
私も過去思い当たる節が数多くあります、いつまでたっても学べないという場合、おおよそ自分が足りていないことを認めていない状況になっています。
では、なぜ自分が足りていないことを認めることができないか、それは自分が思い描く「自分像」は、その事柄が足りていなければ成り立たないと思っているからです。
足りていない状況は許されない訳です、だから認めれない、厳しい言葉でいうと自信過剰、過大評価、理想像を追いかけている状態です。
僕はこの状態、正直生き地獄だと思います、いつまでたっても認められない、だから教われない、盗めない、学べない。
ずっと苦しみ続けるエンドレス状態、この状態から抜け出すキーワードも「感謝」だと思います。
自信過剰などの特性は、ひょっとしたら、そうあらなければならないという妄想、思い込みが原因かもしれません。
こうあるべき、という一般的な世間の見解を丸飲みしてしまっている。
まずは、自分がそうでなくてよい、自分らしくで良いと認めることです。
周りを見てみましょう、自分が思う自分像が崩れた時、すべての人がいなくなりますか?
表面だけで生きてきた人はそうかもしれません、でも中には内面までとらえてくれて、それでも付き合ってくれている人がいると思います。
そういう人を大事に、感謝することが抜け出す一歩だと思います。
さて、自分が着ていた鎧を全部取っ払ったら、修業の場というのは、いかに恵まれた環境であるかわかると思います。
技が盗める環境に居させてもらえているのです、そのような技術を持った人に受け入れられているのです。
自分はまだまだ足りません、相手の技術を見ても、すべて得ることができません。
ですが、なぜその人がそういう行動をとっているのか、そういう考え方をするのか、それに価値は見いだせるはずです。
長年培ってきた経験から導き出された結果なんです、今見ているものは。
その相手も多く学んできたのかもしれません、だとしたらそのみている現状は、多くの人の経験が積み重ねられた結晶なわけです。
わざわざ自分で一からやるよりも、積み重ねられたものを学ばせてもらうほうが効率がいいです。
だから技は盗まなくては申し訳ないと思うようになってきました、人の知恵の結晶を大事にしたいですよね。
もし、自分でも作り上げたいという気持ちがあるのなら、盗んだ後に工夫すればいいだけです。
今見ている相手の技や思考は、その人だけで作りえたものではありません、すべてはつながっている、すべてはひとつ、そういう意味ですね。
この思考法は書籍化等されておりませんので、伊東久雄氏のブログをご覧頂ければと思います。
・愉々快々
・行雲流水
上記のブログの記事の幾つかに伊東久雄氏によるユニオン思考が点在しています。
今後、確実に必要とされてくる共存共栄の考え方、この中で生き抜くためにもユニオン思考を身に着けビジネスを成功させていきましょう。
そして、ビジネスだけではなくプライベートにも応用できることを気付いた人はきっと成功する人なのです。