2021年1月20日 09:00
患者の「生体情報」、「症候的情報」、「判断的情報」の3つの診療情報について確認します。
「生体情報」は、
生物としての人の生体反応を各種検査によって測定した結果で、
○遺伝子、細胞、臓器、個体の機能的異常についての機能的病態情報
○細胞・組織病理からCTなどによる臓器レベルの診断までの間に発生する情報
があります。
これらは、
○主として画像によってもたらされる形態的病態情報
○心電図などの臓器の活動をとらえる生理機能情報
○血液や尿などを解析して得られる検体検査情報
などを結果として得ることができます。
「症候的情報」は、
臨床的所見に相当するもので、
○患者の自覚的症状である主訴などの主観的病態情報
○医師の観察に基づく身体所見などの観察的病態情報
があります。
「判断的情報」は、
医師などの医療専門職による患者の病態に対する思考、価値判断を含んだ高次の医療情報で、
○診断名や疾患の発症メカニズムについての医師の思考を示す診断情報
○治療や看護の計画・意思決定の結果、実施記録などの治療・看護情報
○治療後の長期の病状についての予測と退院後の記録などの予後情報
があります。
-----------------
ブロックチェーンで未来を変える
https://sees.tokyo/