2021年1月12日 10:00
「AI(Artificial Intelligence):人工知能」の種類を確認します。
AIは、一括りにされることが多いのですが、その『用途』や『機能』によって、種類を分けることができます。
『機能』に基づく分類として、
「強いAI」
と
「弱いAI」
にわけられ、人間のような意識をAIで再現できるかが判断基準の一つになります。
「強いAI」は、人間のようにものごとを認識し仕事を行う、あたかも人間のような自意識を備えているAIとなります。
多くの人がAIに対して抱くイメージである鉄腕アトム、ドラえもんやSF映画に出てくるロボットなどがこれにあたります。
「弱いAI」は、人間のような自意識を備えてはいなく、代わりに人間の知能の一部を代替しますが、あくまで「機械的」な存在のままです。
人の自意識を含めた全認知能力を必要とする事柄は行えず、人間によってプログラミングされたこと以外はできない限られた知性的な処理だけを行うものとなります。
ちなみに、第3次人工知能ブームを巻き起こし、50年来のブレークスルーと言われている「ディープラーニング(深層学習)」も「弱いAI」になります。
特定の処理においては高い性能を発揮しますが、役割としてはあくまで、人間が行う作業の代替や補完といった位置づけになります。
「強いAI」は60年前から研究が続けられていますが、まだどこにも存在してなく、完成までの道のりもまだまだです。