2021年1月 1日 10:00
厚生労働省は、地域医療連携システムにおいて、病名、医薬品名、臨床検査項目名、データの形式、データの伝達方法などを「厚生労働省標準規格」として整備し、普及を進めています。
標準規格の種類としては、
・複数のシステム間でデータを交換するための「交換規格」
・刻々追加修正されているタイプのデータの標準規格の「トランザクション」
・定義後変更がない種類のデータの標準規格の「コードマスター」
などがあります。
標準規格採用することによるメリットは、「システム間の接続費用・テスト期間の削減」、「システム更改時のデータの継続性」、「医療機関内のシステム間のデータ交換」、「医療機関外とのデータ交換(地域医療連携)」、「蓄積されたデータの分析」などがあります。
また、医療機関の電子的診療情報を他のシステムと情報交換・共有できるよう、診療情報を標準的な形式・コード・構造で蓄積・管理し、データとして保存する領域である「格納の仕様」と、保存領域へ提供するための「データの電文仕様」を定めた国内規格である「SS-MIX標準化ストレージ」が地域連携においては重要となります。