2020年12月31日 10:00
地域医療連携ネットワークにおいて、SS-MIX(Standardized Structured Medical Information eXchange)は重要なものとなっています。
SS-MIXは、「厚生労働省電子的診療情報交換推進事業」において策定された、医療機関を対象とした医療情報の交換・共有のための規約になります。
現在は、標準化の見直しと現状に即した実装機能の見直しを行い、SS-MIX2としてまとめられています。
SS-MIXで取り決められたものとして、
・病院情報システム(HIS)情報ゲートウェイの電文仕様
・標準化ストレージの格納仕様・ディレクトリ構造
・電子診療データおよび診療情報提供書のCD(コンパクトディスク)仕様
があります。
HIS情報ゲートウェイは、医療情報交換のための標準規約であるHL7 Ver2.5とJAHIS(保健医療福祉情報システム工業会)の各種規約に準拠した形式を用いて、各社の電子カルテやオーダリングシステムで管理している診療情報などをHIS情報ゲートウェイへ送信し、標準化ストレージに格納する役割を持っています。