2019年2月 3日 01:00
節分は「季節を分ける」ことで、季節の始まりの前日のことをいい、春夏秋冬の全ての季節の立春、立夏、立秋、立冬の前日になりますが、現在では春に変わる「立春」の前日だけの行事になっています。
旧暦では立春を新しい年の始まりだと考えていたので、立春の前日の節分は、大晦日に相当する大事な日だったため、重要視され今も残っています。
新暦では2月3日頃となります。
季節の変わり目は厄(やく)が入りやすいとされ、邪気を追い払い、福や運を招き入れるために、豆をまきながら「鬼は外、福は内」というようになったそうです。
豆まきの風習は、大みそかに宮中で行われた追儺式(ついなしき)をまねたもので、「鬼やらい」とも言われ、年男により行われている行事です。
このほか、柊(ひいらぎ)の枝に鰯(いわし)の頭をさしたり、ニンニクなどの強い臭気のあるものを添えて、邪気除けなどを行う風習もあります。