2021年8月 4日 07:00
AIが台頭する脅威感なのか、昨今の経済やビジネス雑誌からAIの文字が消えることはありません。
特にここ最近では、大人への警告よりも子供の教育に関する警告や指標などが数多く示されています。
共通して警告している事は、「IQ(知能指数)を伸ばす教育では、将来AIにとって代わられる」ことを強く訴えています。
AIが台頭してくると、IQの部分では人間の比ではありません。
少なくても現在の教育カテゴリの算数・理科・語学・歴史などは、必要な時に全てAIが代わって教えてくれます。
つまり、これらは必死に勉強する必要もないのです。
では、AI時代に活躍できる人材とはどんな個性を持った人なのでしょうか?
それはずばりEQです、つまり心の知能指数なのです。
飛躍した言い方でいうと、まさに「人間力」と考えれば解りやすいでしょう。
AIは数字や文字に変換できる事項は記憶し、それを時系列で応用して予測まで行う事が簡単にできます。
これらのデータを分散保持するブロックチェーンも同様にデーター化されていなければブロックに書き込むことはできません。
しかし、数字や文字で置き換えができない人の心の領域は成す術がありません。
EQの高い人は、他者の心の波動を敏感に感じる事ができます。
これは近年の研究においても、そういう能力が高い人が実際に存在する事が確認されています。
また、その場にいる必要もありません、メールや電話でも相手の気持ちを敏感に捉える事が可能なのです。
怒っているのに信頼や愛情を示す人もいますし、笑顔や優しい口調でも事務的に対応する人もいます、EQの高い人はこれを見事に見極める事ができるのです。
この心の波動は、現在の最新テクノロジーを駆使しても正確にセンシングできるセンサーを作る事ができません。
それ以前に、心の波動そのもののメカニズムさえ立証されていないのです。
ちなみに心の波動とは、アポリジニ人が言葉を持たないのに数キロ先の人とコミュニケーションしていることから研究されるようになりました。
しかし、数十年経った今でも、そのメカニズムは正確には解明されていないのです。
また、全ての人間が本来生まれながらに持っている能力であり、言葉と文字を覚えて使う事によって退化してしまった能力だと推測されています。
例えば、生まれたての子供は、周囲の人の心の波動を敏感に感じて、それに応えるように意志表示をしていると言われています、つまり心で会話しているのです。
しかし、現在においても数%の人が理由は解明されていませんが、大人になってもこの心の波動を感知する特殊な能力が退化せずに維持されているのです。
また、こういう人は人間だけではなく、動物の気持ちも感知できるとされています。
さて、ではEQの高い人が何故AIやブロックチェーン全盛時代に重要になってくるのでしょうか?
それは、AIと人類が共存している場面を明確にビジョン化できれば、自ずと見えてくるのではないでしょうか?
ここで、明確にこのビジョンが見える人は、EQが高い人と言えるのかもしれません。
あなたには、10年後に起こる社会現象を明確に理解する事ができますか?
そして、どんな人がAI時代に淘汰されていくのか、そしてどんな人がAIと共に共存することができるのか、AI全盛時代は「人間力」を極めて厳しく問われるのです。
これからの時代を制するのは、学校の成績が良かった知識人間ではありません、これだけは名言できる事実です。
そして仮にEQをAIやブロックチェーンで扱えるようにするとしたら、そのロジックはどのような要素が必要になるでしょうか?
近未来におけるEQの存在価値を見い出せる人であれば、この答えを既に知っているはずです。