2022年8月 1日 07:00
「AIが絶対できない事」、これを考える場合に重要な事項はAIとはどんなロジックによって構成されているのかを理解すればそれほど難しい問題ではありません。
AIのロジックは、大きく分類すれば「情報の入出力」と「情報の分析・判断」という2つのロジック構成になります。
ここで、ピンと来た人はAIに勝つことができる人です。
AIの能力は、人間の脳の持つ一部のロジックを究極化したものだということができます、特に「情報の分析」能力は人間の比ではありません。
また、「判断」能力も正常な状況であれば正しく判断できるでしょう。
ただ、人間とは時にあえて損失覚悟の間違った状況を作りだすこともあります、このような「大人の対応」には現状のAIでは対応することは難しいでしょう。
更には、仕組み上において確実にAIではできないことがあるのです。
そのヒントは、ロジック構成の「情報の入出力」にあります、つまりAIは情報が入力されないとその後の分析・判断も行えないのです。
ズバリ言えば、人間の心模様を入力する術を持ち合わせていないといえます。
現在多くのベンチャー企業で研究されている「ブレインインターフェース」、これは脳の情報を吸い取るインターフェースですが、実現できたとしても脳に記憶されている情報だけです。
脳は、記憶された情報からあらゆることを思考し判断しています、この判断ロジックまでを吸い取る事は物理的に不可能です。
それだけ脳は複雑な処理を行っているのです。
例えば、目を動かさず顔の表情も変えずに、仕草もしない状況で、AIはその人が何をしたいのか何を考えているのかを理解することはできません。
おそらく、思っている事を話すように促してくるでしょう、何故なら判断に必要な情報が欲しいからです。
AIライターの入力はネットに流れているその人の情報や他の人の情報です、これが何も無ければ主人の個性的な文章を書くことはできません。
私は、将来AIライターにブログや企画書などを書いてもらおうと考え、今多くの電子コンテンツを上げているのかもしれません。
AIにとって分析・判断する情報が無い状況は、何もする事も出来ない状況に陥るということです。
これを知っていると、AIに勝つ方法も見出せるかもしれません。
更にもう一つ重要なことがあります。
それは、AIには常に正しい情報を入力する必要があるということです。
AIが、誤った情報で判断したら何をするか解りません。
ここに、次世代AI技術において大きな課題があるのです、またこれを何らかの方法によって自動識別できるなら、この方法を考えた人は大きな利益を得ることになるでしょう。
ヒントはブロックチェーンとの連結に在ります。