2020年11月30日 07:00
仮想通貨をビジネスにする、これを聞いて皆さんは何を思い起こすでしょうか?
今現在の状況で仮想通貨ビジネスと言うと、仮想通貨取引所の運営、仮想通貨投資アドバイザー、仮想通貨をトークンとした新手の資金調達支援などが上げられます。
しかし、私はこれまでの仮想通貨ビジネスではないところに、大きなビジネスドメインを見出そうとしています。
その多くは、業界を良く知ったITを駆使した技術分野ということになります。
例えば、世界の取引所の1日の高値・安値・取引量・現在の板情報を一斉に見ることができる仮想通貨取引トレーサーがあります。
取引所の各種情報は、自身がウォレットを開設した取引所であれば何時でも見ることができます。
しかし、マニュアルで見るのではなく検索エンジンのような仕組みで常に巡回して、瞬時に変わる板情報を複数の取引所全てを同時に、しかもリアルタイム見るということはそう簡単にできる事ではありません。
これをITを駆使すれば、数秒間隔でこれが実現可能です。
そして、このトレーサーをASPクラウド化するだけで、一つの大きな仮想通貨サービスが誕生します。
また、これをベースにすると、仮想通貨の複数取引所間での自動アービトラージが実現します。
更には、アービトラージをAI化して、自動で収益売買できる24時間稼働のアービトラージ・ボットなどもあっという間に実現できるでしょう。
ただ、このボットをFXトレーダーのように販売することは上手くは行きません。
何故なら、販売したらその時点でクライアントとの関係性が終わるからです。
継続して利益を齎す方法、それが真のビジネス戦略です。
仮想通貨取引ではなく、そのコア技術であるブロックチェーンに関しても、斬新なIT技術力が有れば多くのビジネス分野の可能性があります。
例えば、ブロックチェーンの学習ツール、これは大学や専門学校などで授業に使えます。
ローカルなコンピューター空間だけで駆動するシステムが齎す環境は、実際に独自のブロックチェーンを構築し取引のシュミレーションが行えます。
こんな極めて特徴的な学習ツールは、今のところ世界の何処にも存在していません。
このブロックチェーン学習ツールは、既に株式会社シーズが日本及び海外で販売に向け施策を展開しています。
これも大きなビジネス分野として、世界中に注目されるようになるでしょう。