2019年8月 7日 07:00
経済学や経営学において、しばしば「イノベーションジレンマ」という言葉が登場します。
このイノベーションジレンマとは、改革をしなくてはいけないと解っていてもできない状況を言います。
多くは大企業がその状況になります、そしてその明確な理由も存在しています。
一つは、組織が大きすぎて、末端まで浸透させるのに多くの時間とコストがかかってしまうからです。
この予算をどうやってひねり出すか、余裕の無い中では経営者が解っていてもなかなか実行できない理由がここにあります。
もう一つは、既存の商品や方法が確立されており、これを壊すという行為が精神的に大きなストレスを生みます。
また、顧客サービスの変更による顧客離れや、商品変更による大きなコストを考えて躊躇してしまいます。
ここで、よく例に例えられるのが「恐竜の絶滅」です。
地球環境に大変動が起きた時、恐竜は対応できずに絶滅しました。
方や、小動物は新たな環境に適応するように進化を遂げて生き延びました。
現在、あらゆる業界で新たなる秩序が生まれようとしています。
それが仮想通貨やフィンテックであり、デジタルトランスフォーメーションであり、これらの先に在るAIと結びついた未来形のIT技術です。
これらの技術革命は、これまでにない大きな地殻変動となります。
アナログから完全デジタル時代への移行、どの業界もこの地殻変動に進化を遂げなければ生きてはいけません。
今後、あらゆる業界で新たなる秩序が生まれます、そしてその中で淘汰されていく企業が後を絶たないでしょう。
変化するときに変化する、これができなかった企業は当然のこと淘汰されていくのです。
そして、台頭するのが新たなる勢力です、この数年間で全ての業界MAPが大きく塗り替わろうとしています。