2019年1月15日 07:00
【電子署名・ハッシュ関数】
暗号通貨のブロックチェーンは、電子署名とハッシュ関数によって改ざんされることを防止しています。
例えばあるブロックが形成されると、それまでの取引全てを要約したデータがハッシュ関数によって生成されます。
次に生成されるブロックは要約データと取引データを含んだもので形成され、次のブロックではそれらの要約データが生成されます。
このように、一つのブロックにすべての取引データの要約データが入っているため、不正を行うためには改ざんした取引以降のすべてのブロックを作り直さなければなりません。
それに加えてコンセンサス(参加者による合意):PoWにより、より早く計算結果を出したものが、そのブロックの生成権利を獲得するように作られています。
このため、これらの改ざんを通常の計算よりも早く行わなければならず、莫大な計算能力を有するコンピューターを複数台並列使用しなければ改ざんすることは不可能な仕組みとなっています。
これが、ブロックチェーンの安全性・透明性・トレーサビリティのキーテクノロジーなのです。