世界三大料理は伝統的には中華・フレンチ・トルコ料理ですが、近年のミシュラン・ガイドによれば世界の美食はフレンチ・和食・中華・イタリアン・インド料理が世界5大料理ということを示しています。
また近年では、フレンチ料理を中華料理にアレンジしたヌーベルシノアに代表されるように、5代料理をミックスさせた新しい料理の流れが起きています。
例えばインド料理では定番のナンはイタリアンのピザのようにアレンジされています、私はそのナンの中にチーズを入れてピザ風味のチーズナンを考えました。
ナンの生地でチーズを包み丸く伸ばして焼くとチーズピザのような味になり、ハムや野菜をトッピングすればまるでイタリアン料理のようになります。
そして、先日そんな実験研究を繰り返していて生まれたのがハニーチーズナンです。
ハチミツとシナモンは世界中で薬として民間療法に使われているということで、チーズナンにハチミツとシナモンパウダーをトッピングしました。
これ絶品です、ナンで作ったボリューミーなメニューが完成しました。
インド料理店のマスターは友達の店にも教えるとのこと、インド料理店でどんどん広まってほしいメニューが完成しました。
3分程の調理時間で本格的なイタリアンが楽しめるメニューとして、タンポポジェノベーゼを使用した一品をご紹介。
食用タンポポを大量に収穫し、利用法に困っていたとき思い付いたのがバジルの代わりにタンポポの葉を使ってジェノベーゼソースを作ってしまえというもの。
これは大当たりました、オイルシールドして冷蔵庫に保管すれば半年は持つ事が解りました。
尚、タンポポでジェノベーゼを作る際に入れるナッツはローストしたクルミが風味が合うのでお奨めです!
このタンポポジェノベーゼを鶏肉と赤・緑パプリカをニンニクを加えたオリーブオイルで炒めながら塩と共に加えるだけ、肉に火が通れば出来あがり。
黄色ではなく緑パプリカを使用したのは、写真を見て解る人は解ると思いますがイタリアの国旗であるイタリアン・トリコロールにしたいからです。
何と4人前の量でわずか2分ちょっとで調理できました。
料理は既成概念を壊すことから進化します、常識やルールに拘っていたら新しきものは何も生みません。
スズキのポアレの下に食用タンポポで作ったオリジナルペーストを添えました。
食用タンポポをクリーム状に挽いてからエキストラヴァージンオリーブオイルで伸ばしました。
スパイスと酸味の配合が一番の決め手で、なかなかの味に仕上がりました。
グリーン・ゴールド2色のズッキーニと紫ダイコンのロースト&食用タンポポの柔らかい幼葉をトッピング、見た目にも大変上品な逸品です。
皮をオリーブオイルでパリパリに焼いたスズキのポアレに風味もジャストマッチ、世界中の美味しいものを食べ尽くした人の舌も唸らせる上品の中に野性的な個性を醸し出しています。
高級料理を食べ飽きた人に是非一度ご賞味してほしい逸品です!
食用タンポポのオリジナルメニューの第二弾は、トマトソースと合わせてみました。
鶏肉ラグー(ミンチ肉のトマトソース煮込み)を使ったの濃厚トマトソースパスタに食用タンポポをトッピングした新感覚のパスタで、食用タンポポのシャキッと感が実に美味い!
食用タンポポは、味バランス的に実にイタリアン料理と相性が良いです。
食用タンポポを使ったレシピを日々考案中です。
第一弾は、食用タンポポをオイルソースにして大きめのサイズにカットした自家製パンチェッタ(豚の塩漬け)と合わせてみました。
パスタというよりもパンチェッタを美味しく食べていただくメニューで、食感も抜群です!
一時的に飲食事業法人の直営レストランで限定メニューとして出しており、皆様に大好評を得ました。
食用タンポポのジェノベーゼソースと絡めたパンチェッタのパスタ、最高級のエクストラバージンオリーブオイルとの相性は絶妙で大変美味しかったです!
トッピングのトマトの酸味も絶妙な味バランスです!