2022年1月23日 02:00
多くの自治体で、一人暮らしの高齢者にお弁当を配達して回る高齢者お弁当デリバリー支援が盛んになってきています。
事業者と自治体が協力して可能となるこの支援は、一人暮らしの高齢者の孤独死回避の目的とも相まって全国に広がりを見せています。
日本は2014年ピークに人口現象のトレンドに入りましたが、逆に65歳以上の高齢者率は2060年には40%に達します、こういった高齢者サービスは今後益々重要になってきます。
ただ、ここで一つの大きな問題が有ります。
こと食事については孤食がボケやうつを加速させるようで、一人で食べないようにすることが重要だという指摘が医療機関を中心に上がっています。
もしも一人で食べなければならない状況であれば、できるだけ人と接触する外食が精神的にも栄養素の偏りを防ぐ意味でもよろしいようです。
孤食は、精神的からくる脳内ホルモンの代謝の関係で消化吸収も悪くなります。
また食欲も無くなるので美味しと感じなくなり、そのために味がどんどん濃くなってくるそうです。
食事はみんなでしゃべりながら、そして笑いながら食べることが脳が衰えずにボケやうつ防止には重要なことなのだそうです。
また、人によって食の嗜好も変わります、ただ生きていれば良いというような食事内容は考えものです。
そこで、地域とレストランのコラボレーションににより高齢者向けのメニューを出すレストランが今後望まれます。
つまり、その場所へ行けばお弁当ではなく暖かい好みの食事ができるというもので皆が集まるので会話もできるし孤独を感じません。
皆で食べる食事は心身を元気にさせるのです、生きる喜びを味わえるのです。
また数日来なければ様子を見に行けばよく、多くのサポーターの必要性も無くなります。
どんな地域でも集会所は必ずあります、また廃校も多くなり利用方法に困っています、そういった場所を使えばコストもかかりません。
そして、何よりも歩くことがまたボケ防止や健康維持には重要な事項なのです。
このケースでは民間事業者の立場は重要です、こういったサービスは自治体自らは行わずに業者に一括委託するのがこの国の習慣です。
食べに来てくれる高齢者は自然に健康になっていく、夢のような事業です。