2021年10月13日 02:00
新型コロナウイルスのワクチン開発から、ワクチン開発は他国の製薬会社に任せて早期の治療薬開発に切り替えた日本の製薬会社が揃って製品化への最終段階に入っています。
現在、先行している日本の製薬会社は4社になりますが、なかでも塩野義製薬の飲み薬に大きな期待がかかっています。
点滴薬は効果が高く病院内での使用には向くのですが、家庭療養している人は飲み薬でないと使用することができません、そういった人向けに対しての期待が極めて大きいのです。
現在、治療に使われている飲み薬の多くはインフルエンザや気管支ぜんそくなどの薬の転用で新型コロナウイルス専用ではありません、したがって即効性の有る専用薬が望まれているのです。
新型コロナウイルス治療薬は、コロナウイルスの増殖時に遺伝子を破壊してコピーできなくします、したがって数日間でウイルスが身体内から消滅していくのです。
新型コロナウイルス治療薬の飲み薬で先行する塩野義製薬では、7月下旬に一般人を対象とした治験に入っており今月中には結果が出る見通しです。
このニュースが流れた7月下旬から、塩野義製薬の株価は高騰し20%アップの高値止まりの状況になっています。
同社では、今年中に承認を得て発売に踏み切りたいとしています、またその際には年内に1000万人分を供給可能だとしています。
ワクチンでの予防と、仮に感染発病しても治療薬が揃えば国も国民も安心感が倍増します。
新型コロナウイルス治療新薬の誕生により徐々にパンデミック以前の状況に変わってくるでしょう、早く安心して生活できる状況になることを祈ってもう少し我慢しましょう。