2021年4月 5日 10:00
細胞内には、小器官と呼ばれる下記のような各種の構造体があり、これらによって細胞の機能が営まれています。
○ ミトコンドリア
ミトコンドリアは、細胞質の内部にあり、脂質二重膜で囲まれた構造で、アデノシン三リン酸を生産する細胞のエネルギー工場としての役割を担っています。
ミトコンドリアの遺伝子は卵子のミトコンドリアであるためすべて母親由来となっています。
エネルギーを多く必要とする細胞のミトコンドリアは非常に発達していて、心筋、肝臓、筋肉、神経の細胞に多く存在しています。
○ 小胞体
細胞質にある細胞質内にみられる袋状・管状の膜性構造物で、厚さ約2~4nmの単位膜から生成され、膜の表面にリボソーム粒子をもつものを粗面小胞体、もたないものを滑面小胞体といいます。
小胞体内には、カルシウムなどが蓄えられ、リボソーム上ではたんぱく質の合成が行われます。
○ リボソーム
リボソームでは、メッセンジャーRNAからたんぱく質が合成されています。
リボソームは、小胞体についていることが多く、メッセンジャーRNA上の3つの塩基配列から1つのアミノ酸を表し、その組み合わせでたんぱく質が合成されます。
○ ゴルジ装置(ゴルジ体)
層状に重なったゴルジ板とゴルジ小胞などで構成され、ゴルジ装置はできあがったたんぱく質に糖鎖を付加するなどの役目を果たしています。
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