2021年4月 4日 10:00
核は細胞の中にあり、核膜に囲まれていて、その内部には染色体があります。人の染色体は22対の常染色体と1対の性染色体があり、合計23対、46本の染色体が存在しています。
人は、個体としての恒常性を維持し、次世代に子孫を残すために遺伝子を持っています。
遺伝子は、DNAという核酸であり、DNAは4種の(デオキシ)ヌクレオチドの組み合わせよりなる一連の紐状構造(二重らせん構造)をとり、ヒストンというたんぱく質と結合して染色体形成します。
DNAのヌクレオチド中の塩基の配列が、遺伝子が担う遺伝情報であり、この遺伝情報はRNAに写し取られ、たんぱく質合成に直接的に影響を与えます。
また、DNA情報をコピーしてメッセンジャーRNA(mRNA)を作り出すことを転写と呼びます。