2021年3月 5日 10:00
脊髄(せきずい)は、中枢神経の一部で末梢神経と脳をつなぐ通り道となっていて、脳からの情報を骨格筋へ伝え(下行性)、脳への情報を伝え(上行性)ることと、体内・体外に生じる環境変化の感覚情報を、大脳皮質を経由せずに、不随意・無意識的に脊髄の運動細胞に伝えて感覚情報の処理を行う脊髄反射の2つがあります。
脊柱管の内部に下垂した延髄の延長部分で、脊柱管内にある脳脊髄液に浸された中枢神経になります。
全体としては細長く、直径が1㎝ほどの、前後に圧平された白い円柱状をしており、第1頸椎上縁あたりが延髄との境になります。