2021年2月24日 10:00
液体成分は、血液の約55%を占めている血漿(けっしょう)で構成されています。
血漿は、水分が約90%で、黄色みを帯びた中性の液体で、アルブミン、フィブリノーゲン、免疫グロブリンの蛋白質、グルコースの脂質糖類、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、鉄、銅、リン等の無機塩類で構成されています。
成分の中で特に重要なものは、血液の浸透圧維持やいろいろな物質の運搬に大きな役割を果たす「アルブミン」、免疫グロブリンは病原体などに抵抗して私たちのからだを守る「免疫グロブリン」、血液凝固因子は出血を止める「多種の血液凝固因子」などのタンパク質です。
また、細胞へ無機質の栄養素、浸透圧や緩衝作用調整する血漿タンパク質のほか、アミノ酸、ホルモン、ビタミン類を運び、二酸化炭素、尿素、アンモニアなどの老廃物を肺や腎臓に運ぶ働きをしています。
さらに、出血が起きたときに、血小板や赤血球と一緒に頑丈な血栓を作って傷口をふさぐ役割をしており、いろいろな抗体が含まれ、病原体の排除に重要な働きをしています。
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