2021年2月22日 10:00
血球成分は、血液の約45%を占めている細胞成分の赤血球、白血球、血小板で構成されています。
白血球は、血液1μL中、4,000~9,000個程度あり、体内に侵入してきた細菌、ウイルス、有害物などを取り込んで食べる貪食作用をもち、私たちの体を病気から守ってくれる重要な働きをしています。
主として感染防御を担当する細胞で、「顆粒球」である好中球、好酸球、好塩基球、「リンパ球」であるT細胞、B細胞、NK細胞及び「単球」の3つに分類され、細胞核を持つ集合体となっています。
顆粒球の寿命は約2~14日、リンパ球は数十年の寿命を持つ場合もあり、単球は血管から組織に入りマクロファージ(大食細胞)に変わります。
「好中球」が細菌の捕食、殺菌、「好酸球」が寄生虫を攻撃、アレルギー反応を引き起こしたり、抑制、「好塩基球」がアレルギー反応を引き起こす、「リンパ球」が、抗体を作り、腫瘍細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃、「単球」が、細菌などの異物を捕食、リンパ球に抗体の特徴を伝える働きをしています。
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