2020年11月30日 10:00
膜は、漿膜(しょうまく)、粘膜(ねんまく)、滑膜(かつまく)などに分けられます。
漿膜は、身体の内部に存在する体腔(たいこう)という空間の内面を覆っている薄い膜になります。
胸腔を覆っている胸膜、心腔を覆っている心膜、腹腔を覆っている腹膜などがあります。
粘膜は、消化管など管腔性器官の内表面を覆っている膜になり、柔軟で強く、表面は粘液などの分泌液で潤されています。
消化管などの管腔は、体腔と違い外界に通じているため、粘膜は、外敵からの防御の役割も果たします。
また、腸管粘膜などでは必要な栄養、水分などが吸収されるとともに、粘膜からはいろいろな粘液や物質が分泌されています。
滑膜は、関節の周りに存在する関節腔を覆う組織であり、関節包が形成され、関節液などの滑液を分泌し、関節の動きを滑らかにしています。
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